私は今年の4月で45歳になります。
毎年毎年、えーもうこんな歳なんだ私
と時の経つ早さに驚くとともに、歳を重ねることに対する
ネガティブなイメージが積み重なって、誕生日をお祝いされて、嬉しいとい思いより
むしろ、
なんだか暗い気持ちになったりします。なんとなく、嬉しいような憂鬱なような、そんな毎年の誕生日。
誕生日って本当は、これまでなんとか元気で生きられたことへの親や周りへの感謝の日だとは思うのですが。
いくつになっても美しい女性として今、最もポピュラーな女優、石田ゆり子さん。
彼女のフォトエッセイをゲットしました。
『Lily』日々のカケラ
自分にご褒美
笑顔で眠る
くらべない、競わない
自浄作用
独身主義者じゃありません
ハニオとタビの成長日記
彼女の日々大切にしているものが石田ゆり子流哲学で綴ってあります。
石田ゆり子さん、というと、美しいアラフィフ女優、と常に「年齢」がつきまといます。
名前の後ろにすぐ年齢がつく。
この日本に生きていると女性は常に「若いこと」が価値のあるものとして
認識されていて、でも、人は皆、歳をとって、抗えない事実にとても苦しんで、歳を重ねることの呪縛から逃れられない人は少なくありません。
年齢と自分が常にセット。
こんなアンチバリューセット、要りません・・・・
だからといって、ただ時を過ごすだけでは、「歳をとったー」だけになり、
見かけ上はやはり、しわやたるみが増えて、ってことになります。
石田ゆり子さんは何といっても女優さんなので、元が元なだけに、美しさは一般庶民と比べ物になりませんが、
エッセイを読んでいて、いつまでたっても美しい、見かけも、中身も美しさが増している人なのだなあと感じました。
それは彼女の哲学ゆえのことなのだとおもいます。
歳を重ねて、一つ一つ諦めていく・・・・ていうことがない。
抗えないものに悩んでるより、落ち込んでいるより、日々を楽しく、大切に生きていくことのありがたさや面白さを
教えてくれるエッセイでした。
これは、男性読者というより、女性読者、女性ファンが益々増えそうだなあ。
彼女のインスタグラムのアップも楽しみになってきますもんね。
有名女優さんの、一般庶民の日常からかけ離れた、なんだかセレブチックで羨ましい、と思わせるものではなくて、
勇気づけられる、癒されるそんな稀有なエッセイです。
おすすめです