物販系舞台女優 いしわたり ようこです
初夏の夕暮れ ひとときに
ほっと笑顔になれたら、幸せ。
チョット頭が疲れて
ふと目を上げると
波平さんのピカる頭と
桃を売るお兄さん
通りがかった女の子と
もう既に 小一時間
客引きをしながら
楽しそうに女の子とお喋りをするお兄さんと
そんなお兄さんと
学校帰りの大荷物を抱えて
楽しそうにお喋りをしている女の子が
なんとも微笑ましくて
ハッピーをもらえて
わたしは、すごい嬉しかったんだ。
最後の二個を五百円で買ったお姉さんが
お兄さんから受けとったビニル袋から
桃を1つ取り出して
鞄にしまった。そして
そのビニル袋を
女の子にあげたんだ。
戸惑いながら 受け取る女の子
そしたら、
わたしからは見えなかったけど
お兄さんが、お姉さんに何か渡してた。
見えなかったけど
みんなハッピーな顔をしてたから
お兄さんが何か
ハッピーな事をしたらしい。
ハッピーからハッピーが産まれる瞬間を
見た。
わたしは
彼らから貰ったハッピーを
誰に渡せば良いのだろう。
人と人と、輪と輪と輪。
わたしは言葉で生きている。
でわ、またね。
ばーい。