旅人が呟くころ今日も、青空。雲ひとつ無い青空を見上げて白く咲く花をかざして太陽の光を浴びて隣人の笑い声を聞いて友人の涙を拭いて非情な災いを憂いで魂が産声をあげて立ちあがる。まだ、遠い終着地まで青空を讃えて進む。とはいえ、終着地が青いとは限らないことはわかっているつもり。