仏陀の話でこんな話があります。
その日も仏陀の説法を聴くために弟子たちが集まっていました。
仏陀がどんな話をするのか固唾を飲んで見守る弟子たちの前で
仏陀は無言のまま一輪の蓮の花をかかげ弟子たちに見せました。
弟子たちは仏陀の動作の意味を理解しようと必死に頭を働かせましたが
誰もその意図を理解出来ず。
あたりには気まずい沈黙が広がりました。
そんな中
一番弟子のひとりであるサーリプッタだけは
花を見て微笑んでいました。
このお話には色んな側面があります。
人は花を見て、一生懸命花の名前を調べたり、
花の性質を知ろうとして知識を持って花を理解して満足しようとしている時は
花を愛でて花の美しさを感じることに意識が向きません。
花の美しさを愛でることはとてもシンプルで本質的なこと。
悟りの教えも本当はとてもシンプルで、理解した人にとっては秘密でもなんでもなくて
じつはそこここにある気づきが全て悟りにつながっていると知るのです。
仏の境地は人の心にあり。
文字や経典ではなく、心から心へ直接伝えられるものです。
それは人の言葉から発せられるバイブレーションを伝って人に伝播します。
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