明日はHSP・繊細さんのためのワークショップです。
ワークショップに先駆けて、日々HSP探究をしているおかげで、HSPへの理解が深まり、
自分のHSPっぷりを知り、周りの人に対してもHSPゆえの行動なのかと理解して、色々楽になるキッカケとなりました。
そんな今日この頃、ちょっとなんとも言えない出来事がありました。
それは去年のハロウィンにまだ遡ります。
長男(大悟11歳)がハロウィンの日に学校で仮装をするイベントがあり、USJで購入した魔法の杖を学校に持って行ったことがことの発端です。
その杖はとても美しい杖で、龍のハートの琴線が入っています。
私は彼が学校で無くしたり壊したりするんじゃないかと心配でした。
けれど壊すどころか、クラスメイトに貸して帰ってきました。
そのクラスメイトのメロディちゃん(女子)はハリーポッターの大大大ファンだそうで、息子の魔法の杖を見てテンションが爆上がりして数日貸してくれるように懇願されたそうです。
完全に押しに弱くて、普段女子とは会話を交わさない硬派な息子は断ることはもちろん出来ませんでした。
家に帰ってきて私から
「魔法の杖を貸しちゃいかんのじゃない?杖なしの間、無防備になっちゃうんじゃない⁇」
と問い詰められ、
そんなこと分かってる息子も、それからメロディちゃんに返してくれるように何度も言ったそうです。
けれどメロディちゃんは息子に返却を求められるたびに「明日持ってくる」というけれど、その翌日には持ってくるのを忘れてしまうの繰り返しでした。
私も息子も常に覚えてるわけじゃないので、メロディちゃんも忘れ続けてるだけなんだと思います。
そこに悪意を感じてるわけではありません。
けれど
10月から既に半年が経っていて、
6月には学校が終わります。
(イギリス系インター校なので学年度末が6月)
息子は8月からは別の学校に進学するので、このままいくと永遠に返ってこない可能性があります。
さぁそこでどうするか?
たかが魔法の杖なのか?
ここでHSPが発動して、それが「たかが」なのかどうかが分からないわけです。
「自分にとっては大事なもの」でも、
他人にとっては「たかが」なのかもしれず、、、
メロディちゃんは中国人で親御さんとの面識が無く連絡先もわからない。。。
大袈裟に騒ぎ立ててる人にはなりたくない💦
周りを巻き込んでいいものかどうか💦
うーんうーんどうしたものか。。。
そういう時は瞑想します。
心を静かにして、雑念を取り払い、自分の内側に問いかけます。
そして思ったことは
「いま行動しないと後悔する」ということでした。
「あぁかもしれない」「こうかもかもしれない」って周りのことアレコレ考えてると、自分の心がおざなりになります。
意を決して担任の先生に連絡することにしました。
息子もお年頃なので、ことを荒立てたく無いと思っているのですが、今回は自分でどうしようもないと思ったらしく大人の介入に同意しました。
というのも、この魔法の杖は彼にとっても彼の祖母が買ってくれた宝物なのです。
それで担任の先生に以下のメールを書きました。
Dear Taigo's HR Teachers
I don't have many chances to meet you, so I'm emailing you. Last Halloween, Taigo lent Melody his magic wand. That wand was a very beautiful one, and it was his treasure that his grandmother bought him at Universal Studios Japan.
(親愛なる大悟の担任の先生方へ
あまりお会いする時間がないのでメールで失礼いたします。
去年のハロウィンに大悟がメロディに魔法の杖を貸しました。その杖はとても美しい杖で彼は彼の祖母からUSJで買い与えられた大切なものです。)
I was worried that he would break his wand at school on Halloween, but not only did he not bring it home, he lent it to Melody instead. Melody is a big Harry Potter fan, and apparently she really wanted to borrow his wand.
(私はハロウィンに学校に持っていって壊してしまうのではないかと心配しました。けれど彼は彼の杖を無事に持って帰ってくるどころか人に貸してしまったのです!彼はクラスメイトのメロディに杖を貸しました。彼女はハリーポッターの大ファンだったために息子は断ることができなかったそうです。)
After a while, Taigo has asked Melody to return it to him several times, but every time she forgets to bring it back. I understand how she would forget to return it when she is busy day, but Taigo will not be going to secondary school at Panyaden,so there is only a little time left...
(その後大悟はメロディに何度か返却を求めましたが、メロディは返すのを忘れ続けてしまい数ヶ月がたちました。
わかります、わかります!その時は「返さなきゃ!」って思うのに家に帰ると忘れちゃうってありますよね⁈特に忙しい毎日を過ごしているとよくあることです。
ただ息子は8月から新しい学校に進学するのでそんなに猶予はないんです。。。)
if this continues, he may graduate without getting the wand back. so now, I would like to ask for your help.
You may think it's just a magic wand, but the wand has a dragon's heart inside it, and it's a very valuable item that he took time to select, so it's not something he can get easily. It also costs 1500B, which is quite valuable for a child's possession.
(このままいくと彼は彼の魔法の杖を返してもらえずに卒業することになります。ゆえに、皆さんのお力をお貸しください。
もしかしたらたかが魔法の杖と思うかもしれません。けれどその杖には龍の心臓の琴線が入っていて、彼もその杖に導かれ選び抜くまでに相当な時間を要しました。
値段も5.000円と子供にとっては安価なものではありません。)
I asked him many times, "Why did you bring such a valuable thing to school? And why did you lend such an important thing to someone?" It was the result of his carelessness, but I couldn't argue with his kindness in wanting to lend it to Melody, who loves Harry Potter.
(私は彼に何度も問いかけました「なんでそんな大切なものを学校に持っていったの?」「なんでそんな大切なものを人に貸したの?」と。
全ては彼の不注意が発端なれど、彼がハリーポッターを愛するメロディに見せた優しさを責めることはできません。)
Sorry to bother you, but I would appreciate your help. I hope that if his wand is returned to him, his power will be returned to him.
warm regards,
yoko
(お忙しいところすいませんが、お手伝いいただけたら幸いです。魔法の杖が戻ってきた暁には彼のパワーも彼に戻ってくると期待しております。ようこ。)
ながいw
けれどHSPの自分だから思うことは
相手のこと気にしすぎて自分が思うことをちゃんと言えない。
ということです。
「あっちも忙しいだろうなー」
「私の相手させて悪いなー」
って思うと、自分にかける時間を端折らせようとして、結局自分の思うことをちゃんと言わない現象起こります。
海外で鍛えられたことは
自己主張です。
結局、相手と波長が違う時は
阿吽の呼吸は期待してはいけない。
迷惑かけないように、邪魔しないようにっていう配慮が
結局何をしてあげたら快適なのか相手に伝わらず
お互い不快適現象勃発。
上記のメール書いた時に私がドキドキしたのは
メロディちゃんを責めてない??でした。
たまに問題視して大事にさせてしまう先生がいないわけじゃないのでそこについて慎重でした。
けれど担任の先生も理解してくれて、翌日の下校時間に子供を迎えに行った私を先生が見つけて直接お話ししてくれました。
先生は私の気持ちを含めしっかり理解してくれて、行動に移ってくれました。
先生は翌日メロディに直接、杖を持ってくるように伝えましたが、翌々日またメロディは杖を持ってくるのを忘れてしまい(メロディちゃん…w)、先生はメロディちゃんの親御さんにメールをしてくれました。
メロディちゃんの親御さんは先生からメールを受け取った数時間後に即学校に杖を持ってきて、息子は無事杖を受け取ることができました。
その間、先生は経過報告のメールを私に送り続けてくださいました。
先生もとてもお忙しい中、こちらのことも気にかけ続けてくださって、先生のきめ細かいご対応がHSPの私にとってはとても感動するものでした。
私も先生みたいに相手の気持ちに寄り添う対応が出来るようになろうって思いました。
ここでHSPの話を差し込みますが、
いろんな可能性を考えてしまって考えすぎていっぱいいっぱいで身動き取れなくなりそうになる時あります。
けれどそれらを乗り越えられたのは、視野を広く保とうとすることです。
いろんな可能性を見て、少し期待しながらも、万が一期待を裏切られても傷つかないようにすることが大事です。
実は先生にメールして、杖が返却される少し前にやっと夫にことの次第を話しました。
メロディが返却を忘れ続けてるって話をしたところで夫は静かに
「彼女が壊してしまったかもしれない可能性も加味したほうがいいよね」
と言いました。
最初それを聞いた時、そんなネガティヴなこと言わなくていいじゃんって思う自分もいたけれど、彼は仏弟子です。
(タイの男性は成人後に一生に一度、仏門に入り仏弟子として修行します)
だからこそのリアリスト。
私はその時考えればいいじゃーんの持ち主で、その考えがないわけじゃないけれど、それら俯瞰した考えを前面に置かないようにして生きているのが私の姿勢です。
熱意が強いと期待を裏切られた時に落ち込んでしまうし、
俯瞰しすぎると人に期待しなくなるので心が冷めてしまうし、
心のバランスって難しいです。
けれど状況状況で対処して生きていくのが人生。
私はこう!って決めてしまわずに
一つ一つの出来事で、いつも心がホッコリする選択を出来るように意図して生きていきたいですね。
そのためにも忙しすぎて余裕が無くならないようにするのが大切かなって思います^ ^
ということで、明日は「HSP・繊細さんのためのワークショップ」です。
心のバランスってどうやって取るの?
心を静かにするってどうやるの?
明日はそれらの方法や、実際にワークをして、みなさんにホッコリした心をお持ち帰り頂きます。
HSPさんって世界の平和や調和を大切に生きたいって思ってるのに、心の中に気持ちがあるのに、外の世界が速すぎて出すのを戸惑ってしまって、どんどん気持ちが溜まっちゃったりする人たちだなって思います。
明日はそういう優しくて内に秘めた輝きを持つ人たちの集まりです。
私たちが生きていくには共感も寄り添います大切です。
明日の勇気や輝きのために。
まだ入れます。
ぽっかり予定が開いた方は遊びにいらしてください^ ^
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光を込めて
長谷川陽子