9月から7回連続で行っているLAVAトップインストラクター集中合宿の6回目が終わりました。
今回の合宿は4月〜5月で開催して、9月〜10月で2回目を開催しています。今回は2回目の研修なので、皆初回よりリラックスしていて、ハートを開きやすい状態となっています。
今回、LAVAのトップインストラクターの研修合宿の最後にこんな話をしました。
タイの話になりますが、タイでは成人男性は一生に一度は仏門に入り、仏弟子として修行します。
修行の期間は1ヶ月、数ヶ月、半年、一年、数年と人それぞれで、人によっては還俗せずに生涯僧侶を選ぶ人もいます。
仏弟子を終えて、還俗した人たちは仏弟子として修行していた期間を尊がり、何も何も変え難い時間だったと振り返ります。
そんなに素晴らしい時間だったならなぜ還俗して俗世に帰ってくるのか?
それは家族のために働かないといけないから。
仏の学びを受けて、仏の弟子として今度は社会生活を送るのです。
タイの人々の精神性が素晴らしいのはここに大きな理由があると思います。
そして僧侶であった時の彼らは偉大なエネルギーを持っていて、良いことも悪いことも倍増させて世界に影響を与えてしまう力を持っていました。
ヨガを教えるインストラクターも大きな影響持つと私は考えています。
内側に確固たる想いをもつ人がヨガの指導者です。
ですからヨガの指導者になる人は日々内省を繰り返し、内と外を融合させるべく働くことが大切と考えます。
仏弟子として自分の思考や言葉や行動をとてもとても慎重に扱う訓練をした彼らは、還俗してからも振る舞いが以前とは違う人になるのです。
ヨガのトレーニングもかくあるべし。
トップインストラクターだって人間です。
立場上、弱みを見せないように振る舞って生きていますし、そのうち自分の弱みにも気づかなくなりがちですが、
弱みや闇は誰にだってあるもので、それを見つめ、手放していくことで、また一つ魂が成長していきますから、修行者である彼らにとってこのような機会はとても大切な成長の機会となると思います。
また私は通常の講座でも同等の内容を行っていますが、トップインストラクターという立ち位置の皆さんは飲み込みも早く、切り替えも、またさらけ出しもとても上手でした。
この世界は繋がっています。
1人1人の思考が世界を作ると信じて、自分を良く働かせましょう。
自分の創造で世界を素晴らしいものにしていきましょう。
最後まだ読んでくださってありがとうございました。
愛と光を込めて
長谷川陽子