今回は聖パタンジャリについてのお話ですが、ヨガがどのようにして聖パタンジャリのもとでまとめられていったのかについてお話ししていきます。


ヨガは「人とは何か?」「神は存在するのか?」を理解したいと考え「解脱」を求める修行者たちによって成立しました。


そのヨガをまとめたものが「ヨーガスートラ」です。


そしてその「ヨーガスートラ」をまとめたのが聖パタンジャリと言い伝えられています。


この聖パタンジャリの驚くべき秘密の伝説についてご紹介したいと思うのですが、その前に少し「ヨーガスートラ」についても触れてみたいと思います。


読んでみるとわかるのですが、「ヨーガスートラ」の中では繰り返し繰り返し定義づけがされています。


例えばですが


ヨガの世界では「心よりも重要なものは魂である」と説きます。


普通に生きていて、「心と魂の違い」についてなんて、そうそう考えるものではありませんが、「心と魂」を定義つけて違いについて考えることで、目に見えないあやふやな世界に形をつけて、皆で共有することが出来ます。


根底で同じ定義のもとに学ぶことで、皆が同じ物事について考えることができるわけです。


ヨガには沢山の流派があり多少の異なりはありますが、それでも皆で一つの根底を持つので、例え流派が異なっても皆で同じ意識を共有することが出来るのは、この定義づけのお陰です。


広く世界を見ると全ての宗教を異なる流派と考えることができて、世界中で起きている宗教論争については、そもそも根底の定義が皆バラバラだから話がまとまらないと考えることも出来ます。


古代のインドでは新興宗教が沢山起こっていました。

流派から派生して新たな流派が生まれたりもして、一時期は数限りないほどの多種多様な思想が自由に存在していました。


それらが全て「人は何故この世に生きているのか?」について考えられ、宗教間での討論が盛んに行われていましたが、定義が異なるので当然決着がつかないことがほとんどでした。


その中で、一つの定義にまとまっていった流派、それがヨガなのです。


ヨガの中にも色んな流派がありますが、それでもヨガという一つの括りの中でそれらが共存をはじめました。


ヨガは「人とは何か?」「神は存在するのか?」を理解したいと考え「解脱」を求める修行者たちによって成立しました。


「解脱」とは言い方を変えると「悟り」です。

「悟り」とは「理解する」という意味です。


厳しい修行をして人智を超えたいと思う人々が当時は沢山いたのです。


そのヨガをまとめたものが「ヨーガスートラ」です。


そしてその「ヨーガスートラ」をまとめたのが聖パタンジャリと言い伝えられています。


ではこのパタンジャリとは何者なのか?


パタンジャリ翁は3000年〜6000年前に存在していたとされていますが、物質肉体としてこの世界に存在した証拠が残っていません。



通常、この世界に存在した人間であるならば、住所、墓、家系図、関わった人の証言などがなにかしら残っているものなのですが、パタンジャリ翁にはそれらが一切残っていないのです。


そしてこのパタンジャリ翁には不思議な伝説が残されているのです。


それはパタンジャリ翁は、ビシュヌ神に使わされてこの世界に舞い降りた存在。


つまりは高次元存在なのであるということ。



なぜビシュヌ神はパタンジャリ翁をこの世におろしたのでしょうか?


世界を維持して発展させる神であるビシュヌ神は、私たちの魂を成長させ、さらなる高みに導きます。


そのために必要なことは「智慧」なのです。


人々が神の智慧を理解して、神の光の道を歩いて行けるように道を示すために聖パタンジャリはこの世界につかわされました。


ですからヨーガスートラを学んで理解し、人生に活かしていくことは神の御心なのです^ ^



最後まで読んでくださってありがとうございました。


愛と光を込めて


長谷川陽子


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