私はヨガを教えながら、

神智学や形而上学も教えています。  


神智学も形而上学も

目に見える世界は現れていることはほんのわずかで

本当は目に見えない世界で多くのことが起きていることを教える学問です。


神智学や形而上学について学び始めると神という言葉が必ず出てきます。


そこで初めて「神とは?」と考え始めます。


この「神の概念」について丁寧に考えることがとても大切で、ここがズレると私たちは大きな勘違いをしたまま先に進んでいくことになります。


神の概念は本当に人それぞれで、生まれてきた環境や、親の宗教概念に大きく左右されます。


けれども神について深く掘り下げていくことで、必ずある真理に到達します。


その真理とは、全ては一つてあるということ。


私たちは元は一つだったと気づくのです。



目に見えない世界は物質世界ではなくて、意識の世界です。


ですのでこの「元は一つ」だったことを「ワンネス意識」と呼びます。


私たちは元は一つだったところから、分離を繰り返して、この物質世界で相対的に現れています。


それはなんの為かと言いますと、ワンネスは全てが溶け合って融合しているから、相対するものがない以上、気づきや成長につながらないからです。


子犬がじゃれあって、やりすぎて強く噛んで傷つけあって加減を学ぶように、私たちも常に学んでいるのです。


私たちはこの物質世界で、お互いを通して学び合い、より高い意識に成長しようとしているのが私たち。


ですから破壊の方に突き進むのはやめて、この世界でもっと建設的に生きていくことが私たちのミッションです。そのために大切なことは利己的な考えを捨て、他者への思いやりをもつことが大切です。


そして高い精神に昇りつめた私たちはいつの日がワンネスに帰っていきます。


ワンネスは全ての想像の源と考えたら、つまりそれは神です。


この世界で擬人化された神は神の側面であり、神の象徴であり、我々が神聖な対象に祈念できるように、文化や環境に合わせて姿形を変えているに過ぎません。 


神を理解するということは、この宇宙を理解するということ。


そして外側の大宇宙を理解するためには、自分の中に内在する小宇宙を理解することです。


こうして、一は全としてあらわれ

全は一としてあらわれるように


森羅万象の全ての中に万物があるのです。


これらに気づき始めると、自分は1人じゃないということにも気づきます。


なぜなら私たちも森羅万象の一部で、

私たちは神の息吹だと気づくから。


これらを学ぶことで、私たちは自分の中に神聖さを取り戻すことができます。


自分の中の神聖さに気付けたら、自分を否定することも、自分の価値を低く見ることもなくなります。


なぜならあなたは神の一部なのですから。


ご自分の神聖さと繋がりましょう。



最後まで読んでくださってありがとうございました。


愛と光を込めて


長谷川陽子