正気を保つという言葉がありますが、
この世界で正気を保つには訓練が必要です。
心は常にあっちやこっちに揺れ動くものです。
楽しくてテンション爆上がりした後には
その分落ち込みます。
上がれば下がる、下がれば上がる。
これはこの世界の法則です。
若いときはいいけれど年を取ってくると
激しい感情の起伏に耐えられなくなるので
なるべく起伏を作らないように自然と穏やかさを求め始めます。
通常はこのように
年を取ると自分の自然のリズムというものを掴んでいくものですが
すべての人がそれを上手にできるわけではありません。
特に感受性が豊かな人は結構大変。
自分と外の世界とのコネクトが強すぎるせいで
外側の情報が流れ込んでくることにより
常にバランスを崩しまくってしまいます。
アーティストといわれる人は言い換えると
この世界の流れを表現する人といえるわけなので
意図的に外側の世界を自分に流入させることで
気が狂いやすくなるのです。
正気を保つという言葉はもともとは仏教用語です。
正気ってなんでしょうか?
静かに生きること?
外の世界を遮断すること?
正気とは書いて字のごとく、正しい氣です。
氣を正しく理解すること。
そして正しい氣を循環させること。
保つっていうと静止しているように聞こえますが
氣は流動しているものですから溜め込むことは出来ません。
これも正しい氣の理解の一つですね。
このように順番に一つ一つ氣に対しての理解を深めていくことで
自分の中を流れる精妙な生氣のエネルギーに敏感になるのです。
それはとても微細で静かな領域のものなので
その静かな物の気配を感じようと耳を澄ませると
自然に荒れ狂う心は静かになっていきます。
上がれば下がるのと同様に
静寂のあとには活性が待っています。
自分の内側の正気と向き合うと、
気持ち新たに外の世界に出ていけるのです。
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最後まで読んでくださってありがとうございました。
今日も素敵な一日をお過ごしください。
長谷川陽子