来週から長谷川魔法学校がはじまります。

 

昨日までセイクリッドハートヨガのティーチャーズトレーニングだったので

頭を切り替えて魔法学校に向かっていきます。

 

そんな風に私の頭の中は今仕事でいっぱいいっぱい。

 

けれど二人の子供たちもまだまだ手のかかる年齢で

それだけじゃなく、タイという異国で自分の講座やリトリートを行うなど

夫のサポートがないととてもじゃないけど無理なのです。

 

当初、私たちはヨガのリトリートを行う仕事をはじめました。

 

ヨガを扱うとなると、

私が人前に立つ仕事で

夫はサポートする側になります。

 

そうするとどうしても私の立場の方が強く際立ちますから

現在のこの世界での夫婦の在り方とは逆になるわけで

始める時は二人で話し合いました。

 

けれど夫はお寺で僧侶の修行をして還俗してきて

どうやって世のため人のためになる仕事が出来るか考えていたところに

神様が私を彼の世界に飛び込ませてきたと言いました。

 

それで私たちはヨガを通して世のため人のためになる仕事をしていきましょうとなったわけですが

それから10年がたち、ヨガスタジオを建て、それを手放し。

 

コロナ禍が明けて、これから新しい魔法学校がはじまります。

 

これまでは魔法学校の時は夫も一緒に来てくれていました。

けれど子供が大きくなり、学校に行かせないといけないので

今回は魔法学校は私一人。

夫は子供の世話をします。

 

それを任せられるのも我が夫だからこそ。

他の人にはなかなかこういう風には任せられません。

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私は4月に子供二人を連れて日本に1か月帰りました。

夫にとっては何年かぶりの独り身の時間でした。

 

「自分の家族に会ったり、友人に会ったり、普段できないことをゆっくり楽しんできなよ」と私は言いましたが

日本から帰ってきて彼は私に言いました。

 

「君たちがいなくて暗くなった」って。

 

既に彼の人生は私と子供で、

私たちがいなくなったら何のために生きているのか分からなくなったそうなんです。

 

それを聞いて、私は本当にすごい人だなって思いました。

 

普通の人は自分の時間を大切にしますが、私の夫は自分の時間に執着しません。

普通の人は自分の人生を有意義にしようといつも考えますが、

私の夫は自分の人生を家族に捧げているからそもそも人生を有意義にしようと考える必要がありません。

 

私の方がよっぽど普通の人間で、いつも有意義な時間を探してしまっていることに気づかされました。

 

普段一緒にいるからって、相手が本当に何を考えているかなんて誰にもわかりません。

けれど彼の世界は人を傷つけることがないんです。

 

仏陀の弟子の崇高さよ。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

愛と光を込めて

長谷川陽子

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