夫が息子に説教をした時のことです。


息子は


ゲームがしたい

ご飯は食べたくない


と頑なになっていました。


それで夫は時間をかけて

息子になぜご飯が食べたくないのか聞きました。


息子はゲームを中断させられたことに腹を立て

親の言うことを聞きたくなくなっていました。


それで息子は

「頭の中で親の言うことを聞くなともう1人の自分が言っている」と言ったのです。


私は驚きました。


誰にでも頭の中の声はあります。

けれども、それを自分と切り離して話すことはとても難しいこと。


この描写が出てくること自体が

とても秀逸なのです。


そして夫は言いました。


「外の人に命令されてやりたくない気持ちはわかるよ。けれどそれで、自分の頭の中の声を聞き続けて外の人、親の声を無視し続けたらどうなるかわかる?道がなくなるんだよ。」


道がなくなる。

八方塞がりになった時はツラいですね。


子供の頃に素直さを育むことの大切さが身に沁みる話でした。


最後まで読んでくださってありがとうございました。

愛と光を込めて


長谷川陽子