現在、1か月の一時帰国中で、
9歳の長男は日本の小学校に体験入学中です。
息子が通う小学校は
1クラス30人から35人の生徒がいて
多い学年で7クラスもある
東京都中央区1番のマンモス校です。
それで体育などで教室移動の時は
入口に人が殺到して押し合いへし合いになったりして
身体の大きい子に突き飛ばされたりするそうで
厳しい生存競争を体験しております。
最初は楽しく通っていたのですが
1か月の終わりに近づき始めて
段々行きたがらなくなってきました。
その理由がイジワルする子がいると。
皆がというわけではなくて
特定の子を指しているようなのですが
具体的にどういうことがあったのか聞いてみると
小テストで点数が悪いのを見つけて
大きい声でバカにしたり
Fワードと共に中指を突き立てられたり。
息子はインターナショナルスクールの先生から
Fワードや中指を立てるパフォーマンスについて
深刻な問題に発展する危険があるから
とても厳しく禁止されているので
不快感をかんじてしまうそうです。
それは言葉遣いに関しても同様で
タイでは日本のテレビを観ていないので
汚い言葉に免疫がなく、
相当カルチャーショックを受けているようです。
息子の方が少しだけ外の世界を見ているので、
そこは「こういうことする人が実際にいるんだ」と
客観的に見てほしいなと思っております。
そこまではまだいいのですが、
掃除用具入れに押し込められたこともあるそうなのです。
息子だけではなくて、何人かの子供がそれをされたそうなのですが
息子は中でジッと黙っていたら、
いじめっ子からしたらつまらなかったらしく即標的から外されたそうです。
逆に
中で泣きながらドアを激しく叩く子は執拗に中に閉じ込められていたそうです。
暗闇でパニックになってしまう子供もいますし、
PTSDになってしまうこともありすりますから
これはとても危険なことです。
息子に該当者の名前を聞いても絶対に教えてくれません。
学校に伝えて、先生がその子を厳しく注意したら
火に油が注がれる可能性を予測しているから
皆、黙っているのだと思います。
先生は知らないんじゃないかと思い、
息子に聞いてみましたが
息子曰く先生は見ていても何も言わなかったり
言ったとしても「やめろよー」と軽く言うだけだそうで
深刻に受け止めていないように見えるそうです。
(多分閉じ込めた現場の話ではないと思う)
親の目から見て息子の担任の先生はよく頑張っておられます。
新任の先生だし、生徒の数も多いし、
我が家のような体験入学の生徒を受け入れてくださって
大変じゃないわけないです。
学校の中には
「イジメ絶対ダメ!!」
というポスターが沢山貼られているのですが
どこからがイジメなのかって難しい問題です。
心の中って見えないし、
加害者はそこまで深刻に捉えていない場合が多いのですが
被害者は心に深く傷つけられます。
特に息子の通う小学校には外国人の子供が多数在籍していて
そういう子供たちが標的になりやすいようにも聞こえました。
(息子は外国人の子供たちに優しくしてもらっていたようです)
我が家はたかが一か月の体験入学だから
嫌なら行かなきゃいいだけだけど
これが毎日だったら結構地獄ですよね…。
体験入学のくせに学校に物言いするのもアレなのですし、
息子は絶対言ってくれるなというのですが
それでもちょっとお話してみようと思ってます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光を込めて
長谷川陽子