息子は日本に滞在中、
少林寺拳法を習うことに決めました。
タイのチェンマイでは田舎暮らしゆえ
習い事をやらせたことがなく。
(お友達にチェンマイのサッカークラブに誘われたのですが、移動距離が長すぎて息子が嫌がりましたw)
コレが人生初の習い事です。
なんで少林寺拳法なのかと言いますと、
最初は精神修養をして欲しくて
古武道をやらせたかったのです。
それで本当は合気道をやらせたかったのですが
近所になくて。
あったのが空手と剣道と少林寺拳法でした。
空手はあまりイメージになかったので
剣道を体験に行きましたが、
まるで…あえて言うならば
旧日本軍のような雰囲気で
方向性が違いました。
それで少林寺拳法に行ってみたんです。
そしたら驚くほど感動しました。
まず、指導者の先生方が
子供に対してもとても丁寧。
とても親切で、
けれどちゃんと礼儀も教えてくださって。
感情的に怒るとかはなくて
体締めるところはちゃんと締める。
子供のこと叱ってるとイライラして
感情的になっちゃったりするじゃないですか。
そういうものを一切見せないんです。
ものすごくコントロールが出来てることに感動しました。
子供たちも厳しく躾けられて渋々やらさせられているというよりは、先生を尊敬してやっている感じ。
また、少林寺拳法では
「鎮魂行」というものがあって
この行が入会の決め手でした。
鎮魂行は心を見つめる行です。
1時間半の稽古の内の20分も鎮魂行を行います。
鎮魂行で主になされることは、座禅と黙想。
そして少林寺拳法の教えを暗誦して皆で唱和します。
《少林寺拳法の教え》
・いつも自己を見つめ、自己の可能性を発見するように努力しよう!
・拳士同志がお互いに仲良く協力し合い、いつでも新しい気持ちで真剣に修行し、世のため、人のために尽くせる人になるよう努めよう!
・自分はこの世で生かされていると感謝して、より良く生きられるよう意識しよう!
・人間らしく生きるということはどんなことか?具体的に考えて良い人間になろう!
「少林寺拳法の教え」は最初は丸暗記で良いので、子供は意味もわからずに唱和します。
けれどたとえ、少林寺拳法から離れてしまっても
唱和し続けた言葉は自分の中に残りますから
その精神はきっとその人に根付いていく
と、考えられています。