先日、息子の学年度の発表会がありました。


発表では,

この日のために練習した歌や踊りが披露され、


(↑次男のクラスの歌と踊り)


製作物が展示されたり、


学習内容に関する説明のスピーチが披露されます。

↑長男のクラスの学習発表

ゴムの木からゴムを採取する方法


去年までは発表を嫌がって、

息子のスピーチのパートが全然なかったのですが、

今年からは要所要所にちゃんと息子のスピーチのパートが沢山あって、大きな成長を感じられました。



↑ゴムの樹液を薄く伸ばして水風船に張り付けてボールを作る体験会。


そして今回の発表会でとても興味深かったのが

息子のプロジェクト発表。


プロジェクト立案のクラスがあって、

自分たちでプロジェクトを立ち上げて

実行するというクラスです。


そこで息子とお友達が選んだトピックが


世界の貧困について。


息子たちは学校の授業で

「世界には飢えで苦しんでいる人が沢山いる」

と知りました。



その事実に彼らはとても衝撃を受けました。


彼らはこの事実を真剣に受け止めて、

この問題に取り組みたいと考えました。


こうして

「世界から貧困をなくすプロジェクト」

を立ち上げることを決めました。


プロジェクトのゴールとしては


自分たちでカップケーキを作って、

売上金を貧しい人たちに寄付する!!





けれどそのためには軍資金が必要です。


そこで彼らがどうしたかというと。


校長先生に貧困の事実を訴える手紙を書きました。



そして、校長先生から材料費を借りて

カップケーキを作ったのです!!



これってすごいこと。


何もないところから何かを作り出すのは


発想力のなせる技です。


出来たカップケーキは発表会で販売されました。


最初はなかなか売れなくて



「カップケーキ!カップケーキ!」って

呼び込みも頑張りました!!

あのシャイな息子が大きな声で叫んでるのを見ただけで母は感動。


結果、全てのケーキが売れて

売上金は1900バーツ!!


本当によく頑張りました。


学校からも表彰状をもらいました。



自分で考えて動いて

達成させる。


これは9歳の彼にとって

偉大な経験となったことでしょう。


息子の通うインターナショナル校Panyadenでは

この発表会をブロッサムディと呼びます。


ブロッサムとは若芽の芽吹きを意味するそうで、


今年のブロッサムディは

文字通りの素晴らしい芽吹きを感じさせてもらうことができました。


最後まで読んでくださってありがとうございました。


愛と光を込めて

長谷川陽子