3年ぶりに日本に帰ってきました。
3年もいないと色んなことが変わっていて驚きます。
街を走るタクシー、支払いのカード化、建物などなど。
久しぶりで忘れてることも沢山ありますが、
その中で一番慣れないのがトイレ。
タイのトイレは紙を流すと詰まってしまうので
タイでは「トイレに紙を流しては絶対にいけない」のが鉄則。
タイに長く住んで無意識に流してしまうことがないくらいこの鉄則が自分にも染み付いています。
なので日本に来てから
トイレに入るたびに「ここは日本だから流していいんだよね…?」と毎回考えてしまうし、流れていく紙を見守ってしまい、
この紙はどこに行くんだろう?
なぞ、昔は気にもしていなかった
トイレの構造に頻繁に思いを馳せてしまいます。
日本のトイレは便器の中の排水口がタイより大きいです。
タイのトイレは排水口がもっと狭いので、そもそも紙が流せない構造。
日本は排水管も大きいから紙を流しても詰まらない構造だそうです。
紙をトイレに流せるって本当に本当に便利なことです。
タイのトイレにはジェット噴射のノズルが付いていて大便の時は紙を使わずに水圧でお尻を洗います。
もしくは水が溜められていて、手でお尻を洗います。
ジェット噴射は、慣れないとお尻がビショビショになりますが、慣れると水で洗ったほうがキレイになるし爽快感があります。
また、大便が便器にこびりついてしまった時なども、ジェット噴射で洗い流せるので便利なのです。
日本にいると、
「タイも日本みたいに紙を流せるようにしてくれたら便利なのに」と思ってしまったりもしますが
東南アジアの水洗浄の方が、紙を使わないから地球に優しいってのは言えるし、
タイの人たちは水で洗うスタイルを好んで採用しているから、(夫は水で洗わないとキレイになった気がしなくて気持ち悪いと言っていました)
それはもはや文化。
わざわざ紙を流せるようにする必要性を感じていないと思われます。
そんなタイでも、最近の近代的な建物のトイレは西洋諸国に寄せて、ジェット噴射を設置せずにトイレットペーパーが設置されているところも出てきました。(それでも紙は流せないので屑籠に捨てることになります)
郷に入っては郷に従え。
けれど日本のトイレはすごいなぁ。
便器も暖かいしw
最後まで読んで下さってありがとうございました。
愛と光をこめて
長谷川陽子