前回からの続きですが、

 

タイのバンコクで自然分娩で出産するつもりが

お医者さんから、まさかの帝王切開を申し渡され

 

私的には一度帰りたかったのですが、

お医者さんが今日帝王切開する予定でスケジュールを組んでいると!

(聞いてない!!)

 

そのまま入院して、陣痛促進剤を投与されました。

「これでもし陣痛が起きて子宮口が開いたら、自然分娩に挑戦してみる」

とのことでした。

 

その後、陣痛は起き始めたモノの

子宮口が開かず、生まれる予兆がないまま20時間が過ぎたところで

破水したのですが、それでもまだ子宮口が開かない。

 

にわかに現場は緊迫状態となり、

私は酸素マスクをつけてストレッチャーに乗せられました。

 

「母子共に危険だから帝王切開します!」

と申し渡され

 

「いやいや破水してからタクシー乗って病院行く人もいるし、まだこれからでしょ」

って思ったのですが、

 

もう完全に異物を見る眼を向けられ、これ以上抗うことがどうしてもできず。

 

それまで私の希望を尊重して静観してくれていた夫もとうとう

「・・・よく頑張ったと思うよ。切り替えよう。」

と言ったのです。

 

医者や看護婦を何人敵に回しても闘い続けられますが

夫とは争えない。

 

そう、私は闘い続けていたのです。

 

出産ってもっとキラキラして夢に溢れているモノだと思っていました。

 

何で私だけこんな意味不明な争いに身を投じているの???

 

そう思ったら、生まれてくる子供にも申し訳なくなって、

くっそー-----!!!

 

と思いながら、腹をくくりました!

 

「俺も女だ!!腹切りの一つや二つ、どんとこいだ!!」

 

という意味不明のテンションで、お医者さんたちがホッとする中

手術室に運び込まれて、

 

3月28日の夜中の3時に長男を出産したのでした。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました!