私のティーチャーズトレーニングの卒業生Yちゃん。
Yちゃんは卒業してから、ご自分のお友達を集めてオンラインでヨガを教えはじめました。
ヨガがお友達が集まるきっかけとなり、お友達同士のおしゃべりがヨガが終わった後の恒例となりました。
実はYちゃん、
ティーチャーズトレーニングを受ける前は
とっっても引っ込み思案で、自己肯定感もやや低め。
自分の思うことを上手く口に出来ず、人から誤解されてしまうせいで生きづらさを感じていました。
そんなYちゃんがヨガのティーチャーズトレーニングを受けたキッカケは、
ヨガを行うことで心が穏やかになり、ヨガをした後は否定的な感情がスッキリ無くなることに気づきました。
そして、心が落ち着くことで、この世界の美しさを感じられるようになったのです。
自分が自分のままでいいんだということ感じ、自己肯定感も生まれ始めました。
そんなことから、ヨガの智慧についてもっと深く知りたいと思いティーチャーズトレーニングに参加してくださいました。
そしていつかはご自身もヨガの素晴らしさを周りの人に伝えたい、
ヨガによって自分のように誰かが助けられるといいなと思ったからなのでした。
そういう心の流れから、まずはお友達にヨガを教える機会を持つようになったそうです。
最初の頃は、ヨガを人に教えるという事にプレッシャーを感じ続けていたそうです。
ヨガのレッスンを通して「心の平和」「安らぎ」を伝えますが、
「自分なんぞが」それを言っていいのか?という自己否定の気持ちと闘ったりもしたそうです。
そんなある日、いつものようにYちゃんがお友達にヨガを教えた時のこと。
レッスンの最後にいつものように「みんなとヨガが出来たことに感謝します。ヨガが出来る心と身体に感謝します。ナマステ」
と言ったのですが、その日はその言葉がいつも以上にとても自然に出てきたそうです。
そしてレッスンが終わってお喋りタイム。
いつもだったら、ヨガとは関係ない近況報告がなされるのですが、
突然一人のお友達が
「ナマステの感謝の言葉が今日ほど響いたことはなかったわ~」
と言ったそうなんです。
実はそのお友達は、
ご家族が重い病にかかってしまい深刻な気持ちでレッスンに参加していたと知りました。
するとまた別のお友達が、ご家族に不幸があったと打ち明けてくれ、
更に別のお友達も、自身に病が見つかって投薬治療をしていると、
今まで一切語られてこなかった自分の不安に感じていることを一人一人が話し、
「けれど、Yちゃんとヨガをしている間は不思議と不安を忘れて、すごく穏やかな気持ちになれて、感謝の心が生まれる」
と、皆が口々に言い、「ヨガって素晴らしいね」「Yちゃんのヨガやってよかった」と感謝されたそうです。
Yちゃんもその言葉を聞いて信じられないくらい心が満たされた感覚を覚えました。
そして、普段の引っ込み思案な自分なら絶対やらないこと。
皆に「平和のマントラを唱えよう」と提案したのです。
みんなが同意し、清らかなマントラの波動に皆が包まれるという経験を大切な仲間達と共有することが出来たのでした。
その時初めてヨガのティーチャーズトレーニングでヨガを教えてもらってよかったと心から思えたそうです。
・・・
私たちって、大切な人が苦しんでいる時に、してあげられることが本当にないんですよね。
痛みを変わってあげることも出来ないし、寄り添ってあげたり、応援してあげることくらいしかできないんです。
けれど、ヨガを伝えることが出来れば、その人の魂に触れることが出来るのです。
どんなに健康でも心が病んでいれば幸せではありません。
心を癒し、心に光を注ぐことが出来るのがヨガなのです。
Yちゃんの素晴らしい経験を全ての人が体験することが出来ます。
人は一人で生きているわけではありません。
支え合う大切な人たちの心の平和のためにヨガのティーチャーズトレーニングにいらしてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光を込めて
長谷川陽子