毎日の日課で、子供たちと2キロほど近所を散歩しております。

 

チェンマイの田舎の方ではほとんどの家が門が開けっ放しになっています。

 

みんな顔見知りだし、盗られるものも別にないってカンジなのかもしれません。

 

それで大抵リードを付けていない犬が放し飼いで飼われていて、

 

犬たちは門を出て自由に往来をウロウロしています。

 

散歩の時は万が一、犬に吠えかかられた時の護身用に傘を持っていますが、

 

今まで一度も使ったことはありません。

 

そう、、、今日この日までは。。。

 

いつもの散歩道に顔見知りのワンちゃんがいるのですが、

 

とってもフレンドリーで私たちを見つけるとご機嫌で後をついてきます。

 



白と茶色のブチなのでで仮に白田さんとしましょう。

 

今日はその白田さんの隣の家ではなんと牛が門の外に放置されていましたw

 



いつもはその牛は門の中にいるのですが、たぶん家の前の草を食べさせるために外に出されたんだと思います。

 

さすがに牛はリードをつけられていましたが、都会育ちワタシにはなかなか珍しい光景ですw

 

その牛がいる場所がちょうどポケストップがある場所なので、

 

大悟はしばらくその場でモンスター狩りを楽しみ、

 

私とチサトは牛を愛でておりました。

 

牛は草の上に座ってのんびりと草を食んでいましたが、突然立ち上がり道路に歩き始めたので、

 

どうするのかと思って眺めていると、突然牛がボトボトッ!!!と特大のウンコをしたのですうんち

 

わざわざ立ち上がって道路の真ん中にホカホカのウンコを落とす牛の傍若無人な行為に驚いおりますと

 

一部始終を眺めていた隣の白田さんが突然牛のところにやって来て、ワンワン吠えて牛の行為を非難しはじめたのですわんわん

 

アレには驚いた。

 

白田さんは「ウシ田君!道にウンコしないでよ!あの人たち驚いてるでしょ!」

 

ウシ田さんは「うるせ~!!道はみんなのものなんだからどこでしても俺の勝手だ!」

 

と言ったかどうかは分かりませんが、とにかく村の治安維持に燃える責任感の強い白田さんは

 

牛に吠えて非難を続けました。けれど、牛は知らん顔。

 

ここまででも驚くべきハナシなのですが、驚くのはここからです。

 

無反応の牛の態度に業を煮やした白田さんは「もういい!」と牛にそっぽを向いたかと思うと、

 

「どうしてくれよう」と言わんばかりにウンコに近寄り、

 

しばらくウンコの匂いを嗅いだかと思ったら、な、なんとおもむろにペロペロとなめ始めたのです


ウンコを!ペロペロと滝汗

 

え、え?!なにが起きてるの?

 

なんで舐めてるの?

 

マーキング?掃除?なになに?

 

こちらが混乱して見ていると

 

さらに、白田さんはウンコを舐めるにとどまらず、

 

なんと最後に身体ごとウンコにダイブして自分の身体にウンコをなすり付けたのですポーン

 

ちょっとぉぉぉ!!!

 

犬ってこんななの???

 

どういう生態???

 

そしてこのウンコ犬、私たちの方を向いて(ブラマヨの小杉のような笑顔で)ニコっと笑った!


かと思うと

 

タッタッタとこっちに近寄ってきたのです!

 

「いやぁぁぁぁ!!ゲローこないでぇぇぇ!!!」

 

私はとっさに持っていた傘でおどして犬を遠ざけました。

 

この時、白田さんは混乱?「え?なんで?」っていう悲しそうな顔をしました。

 

とにかく私は子供を牛からもウンコからも護ることで必死だったんです。


子供を連れてそーっとその場を去りました。

 

牛と白田さん(と道のウンコ)を残して。

 

その時はこっちもパニックだったので、無我夢中でしたが、落ち着いてみると白田さんに悪いことしたのか…?

 

ちょっとよくわからないけれど、白田さんは身を挺してあんなことしてくれた(⁈)のに、私はひどい奴なのか…?

 

(あとで、犬と会話できる人たちに何が起きていたのかきいてみます)

 

とにかく明日、もう一度白田さんに会ったらお礼を言おうと思います。

 

そしてお礼と共に、白田さんはなにも間違っていないと言いたい。


けれど、他牛のウンコにはダイブしなくていいって伝えます。(本人の趣味だったら別として)

 

願わくば、白田さんの飼い主が白田さんから発される異臭に気づいて洗ってくれていることを祈ります。

 

・・・

 

ところでインドでは牛はシヴァ神の使いとして神聖視されているので、時々リードをつけていない牛が人込みを闊歩していて、

 

角で人の腹を突いて内臓をえぐって重症化させてしまうという事件があったりするので、

 

リードを付けていない牛には近寄らないように、例えリードを付けていても射程距離内には入らない様に注意しましょう。

 



・・・

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

愛と光を込めて

 

長谷川陽子