自分を正当化するために、結果誰かを悪く言ってしまったことありませんか。
上がれば下がる。
物質次元の法則です。
誰のことも下げたくないのに、自分が置かれている状況が辛い、苦しい、ということを人に説明して理解してらもおうとした時に、
知らず知らずの内に関わる人を非難して下げることで自分を護る癖が人にはあります。
女性の話になりますが、たとえ話です。
悪気なく誰かを悪く言ってる人の例え話 『女友達にする彼氏の相談』
誰かに聞いてほしくて、女友達に自分の彼氏のちょっとした不満を漏らしてしまった時。
「その彼ひどくない?なんでそんな人と付き合ってるの?」「そんな人といたら幸せにならないよ。別れた方がいいよ。」
と想像以上に強い反応を示された時に
「彼はそんな酷い人じゃないのになんでこんな悪くいわれなければならないんだろう?」
って思ったことありませんか?
これは女友達が自分の味方だから起こることです。
そして、女性は相手にどう思われるかよりも、自分が見ているものだけを言葉にする直情型傾向(感情の赴くまま生きる)の強い生き物なので、偏見に満ちていたり、感情的だったり、情報が不十分だったりで、相手に誤解を与えてしまうシェアをしがちです。
そして自分の彼の不満を自分が言うのは問題ないけれど、他人に言われると面白くないとも考えます。
それなので女友達に
「でも彼にもいいとこころあるんだよ。優しいし。」と付け加えてみたりします。
もしくは「この人には理解してもらえないからもう言うのはやめよう。」と、口を閉ざし変な空気で話が終わります。
そんな経験ありませんか?
・・・
それは男女間の恋愛関係でも、女同士の友人関係でも、社会での仕事関係でも同じです。
自分が好きでやっていることなのに、愚痴ってしまう。
本人は愚痴っているつもりはなくても、ポジかネガかで考えたらネガはネガです。
そしてネガティブなことを漏らしている人は周りに心配されます。
心配をかけるつもりがなくても、その思考パターンは人を不安にさせるのです。
「あれ、大変なのかな?」「幸せじゃないのかな?」「相談に乗ってあげた方がいいのかな?」
こんな風にあなたの恋人や家族や友人は考えて、あなたに声をかけてきます。
けれど当の本人はネガティブを発しているつもりがないから「え?なにが?」「ちょっと言っただけでそんなに深刻じゃない」などと言うものだから、相手は混乱した顔を残して去っていきます。
自分はそんなつもりないのに、なぜか周囲に心配されて、なぜか腹の中探られて、
気づいたら、仕事や恋人や友人への不満を(自分の意志と言うより周りに)言わさせられている。
けれど、人のこと悪く言いたくない自分がいるから「悪い人じゃないんだよ。」とフォローしてみたり。
因みにこういう時に「いいところもあるんだだよ。」「本当は優しいんだよ。」と言って出てきた相手の良いところは本当に取って付けた感が半端なくて、今更印象をポジティブに変換できるだけのパワーには及ばないことが普通ということも知っておいてください。
何故なら、物質次元ではネガティブのエネルギーの方がポジティブのエネルギーより強く出ちゃうから。
人ってネガに引っ張られちゃうんです。
ここで別のたとえ話もしてみたいと思います。
ネガパワーがどれだけ強いかの例え話 『夫婦仲が壊れて離婚調停中の泥沼カップル』
離婚調停の恐ろしいところは、足の引っ張り合いが起こることです。
別れる原因探しの途上でお互いの不満を吐き出す作業が行われ、第三者を通して相手が何を言ったか知ることとなります。
どっちかが全面的に自分の非を認めている時は別ですが、自分の身に覚えのないことを上げ連ねられ、逆上して反撃し、泥沼化することもあるから、離婚ほどHPMP削られるものはありません。
かつては生涯の誓いをするに至った最愛の相手ですから、深く結びついている分、壊れた時の衝撃波も大きいです。
相手のどんな素晴らしい所も、尊敬できるところも、消し飛ぶほどに、ネガティブのエネルギーは強いです。
・・・
ですから、自分を護るためにでも相手を下げてはいけません。
子供ならいざしらず、大人は自分の状況は自分で選択できます。
確かにコロナの世の中で、すべてが思い通りには行きません。
けれど、逆を行ったら全てが思い通りにいかないと満足できない、幸せになれない、という固定概念が自分を不幸にしているということで、
やはり他者は関係ありませんよね。
幸せはどこからやってくるのか?
幸せは外側からやってくるものではありません。
誰かがあなたを幸せにしたり、誰かがあなたを不幸せにすると考えている時、
自然自然に現状に不満が出てきて、それは口からこぼれます。
幸せはあなたの内側からやってきます。
誰のことも下げたくないのに、気づいたら人を下げてしまっている方がやることは一つ。
徹底的に思考からネガティブを排除することです。
全ての思考を感謝に変えること。
思いと言葉と行動の一致。
それは内側から始まります。
1粒のネガティブの種も育ててはいけません。
その種はおだやかで平穏な時はほとんど悪さをしませんが、
ひとたび嵐が訪れた時には暴れてあなたの皮を食い破り外の世界のあなたの大切なものを全て壊そうとします。
それは全て自分が蒔いた種なのです。
完全に思考を感謝に変えた時に、あなたの内側で癒しが起こります。
それは一瞬にして起こります。
世界の見え方が様変わりし、光と愛で溢れ、全てを理解し始めます。
本当の見え方が出来るようになるまでは、頑張ってネガティブの雑草を抜き続けることです。
本当は誰も悪くない。
あなたを含め、全ての人は祝福されるべき存在なのです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて
長谷川陽子