息子「ねぇねぇお母さん、サンタクロースはお父さんとお母さんなんでしょ?」
母「…私たちはサンタクロースとエージェント契約をしているの。」
息子「…え…なにそれ。」
母「子供がいい子だったらサンタクロースに申告してプレゼントを貰えるように取り計らうのが仕事なの。」
息子「…それじゃあ,僕のこといい子だって伝えてよ。」
母「申し訳ないけれど、虚偽の申告をするとエージェントから外されてしまうから、私たちはありのままを伝えるの。あ!こんな時間!さぁ、早く寝なさい!サンタクロースが通り過ぎる時に起きていたら、プレゼントは貰えないから!」
息子「通り過ぎるの?」
母「そりゃそうでしょ。北半球から南半球まで行かないといけないんだから、寝るの待ってくれないよ。」
息子「日本はいつ通るの?」
母「東南アジアのタイやマレーシアを抜けて日本を抜けてオセアニアのオーストラリアでしょ。」
息子「タイから始まるの?」
母「北欧から。ヨーロッパを抜けて、東に。早く寝なさい。」
息子「すぐ見つけられるように看板出したら?」
母「GPSがあるから大丈夫!寝なさい!」
…1日が始まるのは、オーストラリアとハワイの中間地点あたりにあるキリバス諸島なので、
サンタクロースもキリバス諸島から出発しないと効率よく回れないのではないのか?
(日本→ヨーロッパ→アメリカの順番で時間が経つ)
と,薄々思ったりもしましたが、それは考えないでおくことにします。
万が一息子が大人になってこの話を信じ続けていて、指摘されるその日までw
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて
メリークリスマス
長谷川陽子