息子が通うインターナショナルスクールは、英語とタイ語が半分半分の割合で教えられています。
英語の先生は、世界を転々としている人が多いので、結構入れ替わりが激しいのですが、
タイ人の先生は基本的に入れ替わらないので、子供達がお世話になった先生にずっと会えるのは嬉しいことです^_^
今日は、パンヤデンでの大悟の素晴らしいタイ語の先生たちについて書いてみたいと思います
Year2のKru Ta
長男の大悟は現在Year3(小学2年生)。
去年お世話になったタイ語の担任のKru Taがほんっとうに素晴らしい先生で、大悟も私もKru Taが大好き。
Kru Taにお世話になった上の学年の子たちもKru Taが大好きで、「学校の中で一番好き」と言っている生徒もいるくらい大人気の先生です。
(Kruは先生という意味なので、Ta先生となります)
大悟もKru Taのおかげで、去年一年でかなりタイ語が話せるようになりました。
Kru Taの素晴らしいところは、遊びの中で上手に勉強させることです。
そして、本当に子供が大好きなのが伝わるし、なにより献身的なタイ気質には何度も感動させられました。
去年、コロナの影響でオンラインクラスが始まった時に、学校に週一度課題を取りに行かないとならなかったのですが、
私はちょうど自分のヨガのオンラインクラスと引っ越し作業が重なっていて、学校のタイミングに合わせて課題を取りに行くのが本当に難しかったのです。
それを知ったKru Taは、なんとありがたいことに毎週宿題の配達をしてくれるようになりました(泣)
そんなことをしてくれる先生が私が知る限りKru Taだけです。
コロナの世の中だったので、家にも上げず、お茶も出さず、先生は自分の車でやって来て、宿題だけ置いて颯爽と帰っていくのです。
それは、もはや仕事を超えて相手への献身しかなくて✨
Kru Tだけじゃなく、そういう数々のハート震える出来事が頻発するのがパンヤデンです。
Year1のKru Dokmai
Kru Taの前の担任のYear1の時の、
Kru Dokmai(dokmaiは花なので花先生となります。カワイイ^_^)も本当に本当に素晴らしい先生でした。
Kru Dokmaiは2児の母で、娘さんたちが2人ともパンヤデンに通っていて、その娘たちの出来がとにかく良くて、Kru Dokmaiも「この人は人生で怒ったことってあるの?」って思ってしまうくらい温厚なお人で、母たちの憧れなのです。
さらに旦那さんはKru Noiという体育の先生で、生活が全てパンヤデン中心に回っているから凄いw
(パンヤデンには、そういう人結構います。海外からパンヤデンのために移住してきている人も沢山いるし、皆の意識が学校に集まっているために、とても意識が高いです。)
Kru Dokmaiが担任のYear1の時にコロナがはじまり、突然オンラインクラスとなりました。
子供が慣れないPCの操作を手伝うために最初はつきっきりでした。
最初の頃は落ち着いて画面に向き合い続けることが難しくて、「ほら、プリントのここやれって言ってるよ」「ほら、わかる人手あげてって言ってるよ」とかイチイチ横で助けていました。
けれど、英語と算数はまだいいけれど、タイ語は私には全く分からないので、手伝ってあげることができません。
その時の大悟はまだタイ語がおぼつかず、クラスについて行くのが本当に大変そうでした。
それでKru Dokmaiに相談したら、クラスの外で個人セッションをしてくれるようになりました。
その週にクラスで何が話されていたかの復習をしてくれて、さらに宿題を一緒に片付けてくれました。
あの時も本当に神かと思った(泣)
Year1が終わってKru Dokmaiと離れるのも寂しかったのですが、Year2が終わって Kru Taと離れるのも本当に寂しくて、
けれどKru DokmaiとKru Taのおかげで学校への信頼がとても強くなっていたので、Year3で新しい先生に出会うのが楽しみになっていました。
Year3のKru Taa
Year3のタイ語の先生はKru Taa。
最初Kru Taかと思って、大悟と2人で小躍りしてしまいましたが、クルータじゃなくてクルーターで、違う先生でしたw
けれどこのKru Taaが、親戚のおばちゃんのような気さくで柔和な先生なんです。
声がとても陽気で、子供をその気にさせるのが本当に上手です。
タイ人は相手との会話の中で相手の名前を沢山呼びます。
「うん、そうだよねタイゴ。タイゴ、それはあれだよねタイゴ。タイゴタイゴ、今日はどうするのタイゴ?」てな感じで、親しい間柄の会話では、とにかく名前を連呼するのですが、
このKru Taaがこんな感じで子供の名前を連呼するので、「ねぇねぇ、タイゴ、あのね、タイゴ」って、聞いててウケますw
それで気づいたのですが、オンラインって生身と違って、生徒がサボってても先生が気付きにくい。
先生が説明に集中していたり、他の生徒の相手をしていたりする時に、置いてけぼりになった子供は興味を失って、遊び始めてしまいます。
けれど、Kru Taaはずーーーっとみんなの名前を呼び続けるから、生徒たちは「自分に注目されてる」っていう気持ちを持ち続けられる。
集中力の低めのウチの大悟くんも名前を連呼されるから、ちゃんとクラスにコミットし続けられているどころか、積極的に沢山発言していて凄いと思いました。
Kru Taaのクラスの最初は毎回、タイ語の演歌みたいな歌を歌って始まります。
多感なお年頃なので、「そんなのダサい」って白ける子がいてもおかしくないのに、そんな雰囲気は一切なくて、親戚のおばちゃんに接するように親切で和やかな空気が流れていて、見ていて和みます。
、、、と言うことで、またパンヤデンのオンラインクラスが始まりました。
オンラインは親にも子にも大変なこともありますが、
クラスの風景が覗けるのは嬉しいことです
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて
長谷川陽子