私が生まれ育ったのは高島平団地です。
(アレの名所で有名なw)
そこから茗荷谷のマンションに移り住み、
都内のマンションを転々としました。
父は土地を買ってマイホームを持つという概念がない人だったので、日本にいるときはずっと賃貸でした。
家があったら家賃払わないでいいのになんで?
と、ずっと思い続けていましたが、
不動産は無意味という考えだったみたいで「運用のためじゃなくて住むためなのになんで無意味なの?」って、子供の私には分からずでした。
話変わりますが、
タイに嫁いで、
レックの実家はバンコク郊外に大きなお家があって、最初は私たちもそこで生活していました。
元々はシーロムあたりにもっと大きなお家があったそうですが、BTS(電車)が通るって事で、土地を売って、郊外に元々持っていた農園を潰してお家を建てました。
お義母さんは、「もう引っ越さない。」って言っていたのですが、
なんと近所にMEGAという大型ショッピングモールが建ち、週末ごとにバンコクから人が押し寄せて近隣一帯大渋滞。
更にはMEGAの周辺の開発が始まって、とってものどかな田園や沼などが広がる自然あふれる環境でしたが、それらは全てなくなり、わずか5年で建売住宅のベッドタウンとなりました。
(あんなに風景が変わっていくのを見たことがないので、本当に驚きました)
近所に商業施設や学校が出来て、家の周りは毎日大渋滞となり、
もう引っ越さないはずが、
実家も土地を売って、再度バンコクの郊外に引っ越しました。
前の家は美しいタイの伝統的な様式の美しいお家で、光の入り方とか、透彫の美しさとか、今でも夢のように思い出します。
ところで実家の新しい引っ越し先の近所にまたまたMEGAよりデカイショッピングモールが出来るらしく
また渋滞来ちゃうじゃんw
もうさ、ある意味先見の明がすごいなって思いますw
それで私たちも、レックのご両親がチェンマイ郊外のサンサイに土地を買ったタイミングで引っ越しを決めました。
都市化が進むバンコクを住みにくく感じて、自然の豊かなチェンマイに移住する人は増えているようです。
チェンマイには冬があるのでタイ人からしたら憧れもあるみたいです。
日本でいう軽井沢みたいな避暑地感覚で別荘を持つ人もいるので、レックのご両親もそんな気持ちだったのかもしれません。
バンコクの実家は解体して、木だけサンサイに運び私たちの家の建築材料に使っています。
バンコクの伝統的なお家を移築するのは、専門の建築家を雇わないといけないし、老朽化していた木の修繕など考えても、現実的に難しかったので、それはせず、ミニマムに家を建てています。
↑キッチンと部屋を繋ぐ、廊下をつくっています。風が通って気持ちいい✨
ところで
タイの実家も持ち家だったけれど、なんとなく居候感が否めなかったので、
そう考えると、初めて自分たちの家を持ったんだなって気づきました。
レックは、ちゃんと安心安全で快適なお家を建ててくれたんだなって気づきました。
これって本当にすごい事。
こんな風に想像を具現化する力があることを尊敬✨
コロナのこのご時世に、家賃払わなくていいことも安心度が大きいです。
男の人ってすごいなって思います。
しかもまだ始まったばかりなので、
ここからどんな風に発展していくのか毎日楽しみです^_^
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて
長谷川陽子