旧市街のレックレックゲストハウスのお庭にはガネーシャ様が鎮座していました。


ガネーシャ様はヒンドゥー教の神様ですが、厄除け、勉強、商売繁盛、音楽的な才能の開花など色んなご加護があるので、タイでも大人気です💖



これは約5年前。


これは現在。


サンドストーンで出来たそのガネーシャ様の周りは居心地がいいのかどんどん植物たちが根を生やし植物ごと大きな身体のように広がっています。そしてタイの強い陽射しを受けて、その御身にヒビが入り始めています。


日本には、ヒビが入っても例えば金ツギしたりして、復活させるなどして形が維持出来ないくらいに壊れるまで使い続ける習慣がありますが、


タイでは、欠けてしまったものは縁起が悪いらしく捨てる習慣があります。


それで今回、引っ越すにあたって、


ガネーシャを置いていこうかという意見がありました。


置いてきぼりにされても、大谷さんも困るだろうし、それって捨てられてしまうってこと…。


えええ〜(泣)


「お祈りして、スピリット(精神・魂)だけ一緒に来てくださいって受け取れば、ただの石になるから」


と言われたので、ここはタイだし、郷に入っては郷に従えで、一度は承服したのですが、


その日の夢枕に早速ガネーシャがやって来て「置いていくな」というので、


「日本には付喪神という神様がいて、それは大事に使い続けて来たモノに宿るから、置いていくのは忍びない。」


「コロナのこの世の中で私たちを守り続けてくれてヒビが入ったのかもしれない。どうせ新しいガネーシャに出逢いにどこかに行くことはしばらくないのだから、もうすこしウチにいてもらってもいいのではないか。」


というプレゼンをして、連れて行くことが無事決定しました。


お祈りを済ませて、


まずは周りの植物をガネーシャ様から切り離しました。


トラックの荷台に無事収まりました。


雨季で時々大雨が降る毎日ですが、この日だけポッカリと青空が広がり、絶好のドライブ日和。


ガネーシャ様も久しぶりのチェンマイの街を堪能できたのではないでしょうか。


ガネーシャ様、


引き続きご加護をお願いいたします🙏✨💖


最後まで読んでくださってありがとうございました。


愛と光をこめて


長谷川陽子