ウチを建ててるんです。


レックが屋根をトタンにしたんです。


私はなんで?って思ってしまったんです。


トタンってなんか安いイメージ。


私は日本の庶民代表なので、きっと日本の生徒さんがウチに来た時にみんなそう思うはず。


私のイメージではトタンは昭和枯れススキなんですよ。


あとは工事現場とか、体育館とか田舎のバス停みたいな公共施設とかのイメージ。


レックにも話していたのですが、


例えば、うちの母は昭和初期の貧乏な時代を超えてきているから、玄米はその時のイメージがあって食べたがらないんです。


どんなに健康にいいと言っても、イメージが払拭出来ないんです。


なので日本で母と二人暮らしのときは、母は白米派で私は玄米派で食事が面倒でした。


なんかそんな感じで,日本人の中にトタン屋根に対する私のような感覚ってあるんじゃないかなっておもいました。


貧乏くさいイメージは嫌。


センスいいと思われたい。


そんなオソレが噴き出しました。


あれ?オソレやん。


それで,これは国民性と文化の違いなのか?!と思い,色々調べたのですが


トタン別に安くないんです。


トタンの弱点は劣化が早い。


日本より日差しも強く,風雨も強いので、そー考えると張り替えは5年程おきかもしれません。


(けれど屋根の模様替えみたいに数年おきに色を変えるって考えたらある意味オシャレ?)


それでそれから町を見渡していたのですが、よく見るとトタン屋根の家屋が多い。


つまり、今までそれくらい気にしていなかったわけですね。


つまり人の家の屋根にそんなに興味がない。


そして、じゃあどういう屋根にしたいかって考えたら、別にアイディアもない。


普通に瓦とかー?


それで瓦も調べたんだけど瓦って重いんだって。


だから下も重厚にしないといけないわけです。


瓦のために?w


え?どんな見栄?


それで気づいたんです。


あぁ、私はコンサバティブな人間なんだなって。

 

普通が嫌で、日本人と結婚せずに国際結婚をして外国で生きているのに、


周りの目を気にして見栄を張ろうとしている。


(ちなみに現在の旧市街の家は、値段が割安な素焼きの瓦ですが、近所の猫たちが、いつも屋根の上で運動会をしてバキバキに踏み壊すので、雨漏りがひどいです。)


そうやってトタンと向き合っていたら、


だんだんトタン屋根も可愛くなってくるから、人の心は不思議です。


鮮やかな緑色が青空に映えるなぁ✨


最後まで読んでくださってありがとうございました。


愛と光をこめて。


長谷川陽子