前回のつづきです。
レックに諭されて、大悟は私に謝りました。
けれど、なんか違和感があったんです。
そのあとお互い普通に接してきていましたが、私はなんとなくシコリを感じていました。
その日はみんなで農作業をして泥だらけのまま、車で1時間かけて家に帰りました。
もう日も暮れていたので、急いで帰って夕飯を済ませて、早くお風呂に入りたい。
うちの居間は土足なのですが、子供たちは土足で出入りする床でゴロゴロ転がるんです。
床がきもちいいんですかね。
それはどんなに言っても変わりません。
だから子供を先にお風呂に入れると、綺麗な身体とパジャマで床にゴロゴロされるのが嫌。
けれど一緒に入ると浴槽ギュウギュウだし、色んなオモチャを湯に入れられてバチャバチャ騒がれてホッと一息つけない。
それで子供が居間で思う存分ゴロゴロしてる間に、私が先にお風呂に入って、そのあと子供たちをお風呂に入れて、共に寝室に行く。
大悟から了承を得たにも関わらず、いざ私がお風呂場に向かうと、自分たちだけで寂しかったらしく2人してお風呂場についてきました。
それで子供を先にお風呂に入れました。
(子供がお風呂から出たら、私がお風呂に入っている間静かに待っててくれるように、寝室で日本のアニメが観られるように私のPCをセッティングして、冷たい麦茶も用意しました)
そして一通りお風呂で遊んだ後に、お風呂から出そうとすると
2人して嫌がって大暴れ。
これが毎日、十キロ以上の抵抗する子供を担ぎ出して、乾かして、服着せるのが、本っ当に大変なんです!!!
いつもなら、
さっさと叱りつけて終わらせます。
けれど、今日は昼間のことがあったので、
叱るのを我慢していたら、逆にものすごいキレそうになりました
その怒気を必死で抑えていたら、いつもとは違う異様な凄みが出てきて、
「私も泥だらけで早くお風呂に入りたいの。あんた達がいつまでも遊んでいたらお父さんもお母さんもお風呂に入れないのね。すごい我慢してるのね。。。」
と、極妻のような凄みを効かせて言いました。
これ言ってもいつもなら響かなかったと思います。
けれどその時、大悟はハッとしたんです。
そして「ごめんね」と言いました。
申し訳なさそうに。
大悟が申し訳なさそうに謝るの、なんなら初めて見ました。
ソレどうなの?と、思うかもしれませんが、
今まで大悟の謝罪は言わさせられてる感満載でした。
けれどこの時は大悟が心から、私を思いやり、謝ってるのが伝わってきました。
きっとそれまで大悟にとって親は「やってくれるのが当たり前な存在」だったんだと思います。
それが初めて親も自分と同じ人なんだと認識した瞬間に感じました。
その時、大悟は私にハグしようとしましたが、私は「ハグしようとしてくるのは嬉しいけれど、私は泥だらけだからお風呂に入ってからにして」とハグしませんでした。
(ひどいと思いますか?けど、そこでハグしたらもう一回風呂に入ってもらわないといけなくなるw)
それで大悟は信じられないくらい大人しく、それでも猿のように自由にあばれる4歳児の弟を連れて、寝室に行ってくれました。
その後、PC開いたらこー言う時に限ってWiFiがめちゃスローで、更にアマゾンプライムをつけようとしたら、何故か突然アマゾンにサインイン出来なくなって、本人確認作業をしないといけなくて焦る私がいて、
その間もいつもなら弟と一緒に猿のようにベッドを飛び回り、「お前のためにやってるのにふざけんな!」と埃アレルギーでゲホゲホしてる私からキレられるのが普通ですが、
私の横に座って「お母さん頑張れ」と励ましてくれ、無事繋がられたら「お母さんグッジョブ」と頭を撫でてくれました。
そして無事お風呂にもゆっくり入れて
寝室に戻ったら
「お風呂入った?」
と大悟に聞かれたので
「うん、お陰で入れたよー。はぁースッキリした✨ありがとう💖」
と、大悟に弟を大人しくさせて、一緒にいてくれていたことにお礼を言うと
「お母さんもありがとう。愛してる。」
とハグしてくれました。
大悟ーーー
あんたがいい子なのは分かってるー
先程のシックリの話ですが、
大悟はレックが言ったこと、分かるような分からないような感じでシックリ来てこなかったんだと思います。
それがお風呂場で私と話して突然気付いた。
いつもなら怒られてる。
怒られるまで騒ぐ。
そしてなんで怒られてるか分からずに
「そんなに怒らなくてもいいのに」
と、怒る親を加害者のように見る。
突然繋がった。
親が怒ってるのには理由がある。
子供が憎いのではなくて、理由がある。
なんかそんな感じですかね?
猿じゃなくなるのはほんの少しだけ寂しいけれど、
ちゃんと話せるようになるのは嬉しいです。
大悟ありがとう
これからもよろしくね
愛してるよ
子供が騒ぐ中で書いたので、思考がまとまらずw
乱筆で失礼いたします
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子