うちの近所にネズミ獲りのプロの猫がいます。

名前はヤクザ。

近所の野良猫、半野良猫たちの元締め的存在で

向かうところ敵なし。

顔の向こう傷も勇ましく、

周囲の猫たちからも一目置かれています。

ウチの敷地は日当たりの良い庭もあるし、

カフェスペースの椅子には座布団が敷かれていて夜は無人なので、

猫たちの憩いの場になっとりますw

一時期はテリトリー争いでオシッコのマーキングをされるから、餌付けをやめていましたが、

コロナから出始めた憎きネズミを獲ってくれるので、

最近はお猫様優待制度を復活させました✨

猫たちはフラッとやってきて

レックに焼き鳥とか豚の皮のカリカリしたやつとか、美味い餌もらって、

気持ちよく一通り排泄してフラッとまたどこかに去っていきます。

まさに猫カフェ。

意味違うけどw

それでいろんな猫がいるんですが、

私たちが唯一名前をつけてるのが、

このヤクザw

元々はオラオラした空気感から

適当に呼び始めた名前でした。

まさかこんなに長い付き合いになるとは思わずに、そしてまさかこんなにお世話になることになるとは思わずに。

「あ、またヤクザ来てるよ」ってレックに言ったらそれを聞きつけた息子の大悟が「ええー!!何その名前笑い泣き」と大爆笑されました。

どうやら海外育ちの息子はヤクザにリアルバッドなイメージしかないようで、親が猫にダークな名前をつけたことに相当シュールさを感じたようです。
 
いやいや、「代紋take2」とか、「静かなるドン」とか、「ミナミの帝王」とか読んで、熱い漢の世界を学びなさい!

だからってそっちの世界に行かれちゃ困るけどw

けれど確かに「ヤクザ」は乱暴な呼び方だよね。

せめて「親分」とか「組長」とか

もうすこし聞こえの良い名前にしても良かったのですが、なんせ旦那さんが外人なので、シンプルイズベスト!

ちゅうことでヤクザで定着しとります。

ネズミ獲ってくれるのは本当に嬉しいけれど、「どや」って見せにくるのだけはやめてほしいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

愛と光を込めて✨
長谷川陽子