前回、お義母さんが凄いって話をしましたが、
私たちが結婚した時、
お義母さんは私のことを何より気遣って下さいました。
旦那さんのレックから聞きましたが、
「なににおいても陽子が一番。
あなたのことは二の次にしなさい。」
ってお母さんに言われ続けたそうです

そんなありがたいこと言ってくれてたのに、
私、産後鬱が酷くて、
そんな風に周りの人が沢山沢山心を配ってくれてるのに、
その優しさを感じる余裕がなかったんです

自分で選んだ道。
誰のせいでもない。
全て私が決めたこと。
そこには喜びしかなかったし、
ワクワクしかなくて、
不安なんてなにもなかったのに、
なんでこうなるのか分からない。
正体なんかなにもない、
言語化できない漠然とした不安が押し寄せてくるんです。
そんなネガティブな自分は自分じゃない!
って、明るく振る舞おうとするんだけど、
自分を調整していたネジがどこかに落ちて無くなってしまったように
コントロール出来ないんです。
ワガママになってるのわかってる。
周りを困らせてるのわかってる。
何より、私はこんな人間じゃない。
とりあえず日本の家に帰りたい!!!
日本の家でなにも考えずに布団にくるまって眠りたい。
みたいな気持ちでした。
嫁いで来た自覚ゼロ

だからレックとお義母さんのことはほんっっとに困らせたよね💦
出来ることなら、よそ行きの自分だけ見せてたいのに、自分も知らなかったような一番エグい自分を見せることになるとは。
けど、だからこそ今となってはもう隠すものもないわけですがw
それでその時、お義母さんとレックに言ったんです。
「これ、産後鬱だと思います。」って。
そしたらさ、
あの鉄の女(お義母さんw)が言うわけさ。
「暇だから余計なこと考えちゃうのよ。」
って。
モトも子もね〜

バッサリですよバッサリ

あの時は全く受け取れませんでした。
お義母さんは産後一ヶ月で職場復帰して、
そのまま、週6で働き続ける超人だから私の気持ちはわからないんだ!
って思いました。
レックも「産後鬱なんて聞いたことない。そんなものはナイ。それは君の弱さだ。」
ってまたまたバッサリ。
くっそー

産後鬱で離婚しちゃう人だっているんだからね〜!!!
「たまひよクラブの編集長!!
産後鬱についてのタイ語版を発刊して下さい!!」
言葉が違うから、こーいうとき、自力で説き伏せないといけなくてマジ不便です。
英語でそんな表現力は私にはない!
(え…てか、まさか産後鬱があるの日本だけ…⁈ってまさかの盲点も疑うほどでした)
けど、
それでもやっぱり根底は、
お義母さんもレックも家族のみんなも、
ものすごく気を配ってくれてるのが分かってて、
虐げられてるわけじゃ一切なくて、
それは全部私の心の中で起きてることで、
誰かに優しくしてもらうことで
慰めてもらうことで
なんとかなろうとしてたのです。
「私こんなに辛いんだから優しくして!助けて!」って思ってました。
けどいざ優しくしてくれても受け取らない。
マジでひどい話です。
「じゃあどうしろってんだよ!!」
ですよね💦
ほんとほんと。
けどさ、だってレックだってさ
突然父親になるわけだし。
そんなのレックだって心の準備なんかあるわけじゃなく、突然全てが動き始めたのは一緒だし。
(てか、なんなら押しかけたのは私w)
お義母さんなんて、タイに嫁いで来て、
お姑さんに英語禁じられて、
(私はお義母さんといっつも英語でベラベラ話してます。妊娠中は実家暮らしで四六時中お義母さんとお茶飲みながらアレコレ話してました。)
いきなりタイ語生活に突入してるわけだし。
私は日本語も英語も通じない病院で子供産んだこと根に持ってるけど、それ承諾したのは私だし。
お義母さんだってそれ一緒だし、なんなら私の時より時代的にもっと大変だっただろうし。
お義母さんが特別強くて、自分はお義母さんとは違うって思ってたら、被害者意識から抜けるのは難しいなと思いました。
本当に本当に周りの人たちの思いやりに支えられてたので、このままじゃいけないって思い続けてて、
私も自分で自分の心を立て直すようなんとかかんとか意識を向け続けていたら、
友人が「産後鬱は今だけ!待ってりゃなくなる!」と言っていたように、
気づいたら鬱抜けてました

私は、自分だけは鬱にならないと思ってました。
そういうふうに思ってる人いると思います。
けれど、その根拠のない自信を打ち砕かれたおかげで、
知れました。学べました。
心の弱さは誰にでもある。
周りの人に支えられて生きているって気持ちを大事にして、
あとはサバーイサバーイ。
お気楽にです^ ^
ところで、この話のオチですが、
産後三ヶ月くらいして、
レックが突然
「産後鬱あったわ。」
と言い出ししました。
「どういうこと?」
って聞くと
「ナショナルジオグラフィック観てたら、やってた。」
と。
嫁の言うこと信じんくせにナショジオが言ってたら1発で信じるんかーい!!
悔し〜〜
けどナショジオ、グッジョブ👍
それでね、ぶっちゃけ2人目産むの怖かったんですよ。
けーどー!
レックが産後鬱を理解してくれてるから言いました。
「もし、万が一私が産後鬱になった場合。」
ここ、大事ですよ!!!
じゃ、長くなっちゃったので、
明確にするために、
次回に続けますね!!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
愛と光をこめて💖
長谷川陽子