今年の春、長男は小学校一年生になります。

4月には日本に帰って、

東京の小学校で入学式を迎える予定でした。

大悟が体験入学する予定だった、地元晴海の小学校は新一年生が100人もいるそうで、

そんなに沢山の(日本人の)同い年の子たちが一斉に集まって行われる式は、こちらでは無いことなので、私も大悟もとても楽しみにしていましたが、

コロナ騒動で無くなってしまいました

新一年生は人生で一度きりなので、「来年また」というわけにはいきません。

日本に行く準備も全て水の泡。

飛行機取るのも手間ですが、

キャンセルする時には手間に加えて虚しさが募るばかり。

てな感じで、不満は言えばきりがないくらい出てきます。

それとは別の話になりますが、

つい最近、「わたしはマララ」を読みました。

「わたしはマララ」はマララ・ユスフザイさんという一人の女性の自叙伝です。

2014年に17歳で最年少ノーベル平和賞に選ばれました。

「わたしはマララ」はパキスタンで武装勢力タリバンによる恐怖政治が始まり、周りで人が簡単に殺される状況下、学校も閉鎖される中で、教育を受けたいと立ち上がる一人の少女の話です。

私たちにとっては当たり前のことが、そうではない人たちがいます。

「わたしはマララ」を読んだ時、深く感銘を受けましたが、その時はまだ自分とは関係ない遠くの出来事に感じていたのを否めません。

けれど今こうして、自分たちが緊急事態下に身を置いて、はじめてやっと自分たちよりさらに大変な人たちのことを思いやれると感じました。

勘違いしないで下さいなんですけど、

自分が大変な時に、自分よりさらに大変な人がいることで安心するってのとは違います。

ではなくて、

平和な日常に身を置いていると、そうでない人たちのことが他人事になりやすいって話です。

自分のことにならないと、どうしてもどこか他人事になるのは仕方ないと思います。

けれど自分のことに忙しくて、世界で起きてることに無関心でいた結果が今の地球なわけですから、

こういう機会に自分に起きてしまった不幸に目を向けるのをやめて、外側の世界を見てみましょう。

一人一人がそうやって世界を見始めることから、地球の意識の拡大が起きていきます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

愛と光をこめて✨

長谷川陽子