ある日の夜、レックと次男のちぃちゃんが部屋でテレビを観ていて、私と長男の大悟が居間兼カフェスペースで遊んでいました。
突然、ちぃちゃんが部屋から泣きながら飛び出して来て私の胸に飛びつきました。
見るとドリフのコントのように頭からベビーパウダーをかぶって真っ白になっていました。
どうやらベビーパウダーで遊んでいてそこら中に撒き散らしてレックの怒りをかったのだと思われます。
案の定後からレックがやってきて「ベッドの上が粉だらけになった」と口を尖らせて言いました。
そこまではいいんです。
問題はそのあと。
部屋に行ってみたら、大量のベビーパウダーがベッドの上でこんもりとそのまま放置されていたのです。
なぜ片付けられてないの…?
これ誰が片付けるの?
…私?
例えば、最近ちぃちゃんはオムツを嫌ってフルチンでその辺をウロついているのですが、そのまま床にウンチをしちゃうんです。
それ放置しないですよね?⁈
粉だって一緒なんですよ。
その場にいた人に片付ける義務が生じると思うわけです。
…って思って、レックに対して「なんで片してくれないの?」って気持ちでいました。
母親って結構忙しいです。
たかが子育て、されど子育て!
特に自分で何もできない幼児と、自分で色々出来るけど色々やらかす児童がいるのでずーっとなんかしら色々やることあるわけで、気が休まらないわけで、愚痴の一つも言いたくなってました。
ところがその後のこと。
突然ものすごい豪雨となり、みるみるうちに庭が池のようになっていき、水かきしないと床上浸水してしまいそうになりました。
それを知ったレックは、大雨の中すぐに飛び出して行って、ビショビショになりながら排水作業をしてくれました。
こういう時、レックはビショビショだろうがドロドロだろうが構わずに働きます。
そういう時、私は子供たちといるのが仕事となるので、外の作業はあんまり手伝わないです。
外の大仕事に比べたら、ベッドの上の粉も、赤子の床に撒き散らされたウンコも大したことなく思われました。
旦那さんが頼もしく思えるって大切なことだなって思います。
男女の差がないというのは素晴らしいことですし、性別を乗り越えてワンネスに向かうことにつながると思いますが、
男女の特性を活かすことも、こうしてワンネスから分離した我々がやりたかった自己実現なのではないかと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子