バンコク郊外にある旦那さんの実家が引っ越しします。
もともとシーロムの方に大きな家があって、義父の5兄弟の家族約30人が共に住んでいたのですが、バンコクの渋滞が悪化して住みにくくなってきたので10年前にバンコク郊外に引っ越ししたそうです。
現在のこの土地は、大地主だった義祖父が持っていた土地を5兄弟に分配して、現在は親戚が並んで住んでいます。
私が嫁いで来た時、義母は「ここは永住の地」と言っていましたが、近所にMEGAというIKEAを含む大型商業施設が出来、それを取り囲むように建売住宅が建ち並び、またもや渋滞がひどくなってきて、この土地を離れることになりました。
私が嫁いできた時は、見渡す限りの大荒野や、田園や、蓮の栽培をしている大きな池が広がっていたりして、それはそれは美しい光景でした。
それが5年のうちにあっという間に視界は建物の壁で塞がれ、ヴァーチャル映像のような同じ建売住宅が何十棟も建ち並ぶ無機質な光景に様変わりしてしまいました。
周りがコンクリ化して、野生動物が逃げ場としてウチにどんどん移り住み、うちの庭には沢山の野生動物が棲息しています。
うちの庭は南国の緑が生い茂り、大悟ほどもあるコモドドラゴンみたいなオオトカゲや、ヘビや、池から池へ大地を這って移動する雷魚や、バカでかいティラピアや、珍しい南国の鳥たちが沢山いてまさに絵に描いた楽園のようです。
大悟はギリギリこの光景を覚えているかなと思うけれど、千悟は覚えておくの難しいかな。
もしかしたら夢の中に時々現れる美しい心象風景のように潜在意識に植えつけられるかもしれませんね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子