この日もいつものように大悟のお気に入りの寝かしつけ、ベッドタイムストーリーです。
大抵、森の中にある扉をあけて、どこかちがう場所に行くのですが、今日は扉を開けると
私「ロケットがあります」
大悟「ロケット!!」
私「さぁ宇宙に行く準備をするよ」
大悟「ヤッター!!」
私「何を持っていく?」
大悟「ペロペロキャンディ!!」
腹ぺこあおむしの影響か、息子はペロペロキャンディが大好きです。
私「何個持っていく?」
大悟「…2個。…やっぱり3個!」
私「宇宙の旅は長いから10個持って行きなさい。」
大悟「10個⁈⁈」
いつもなるべくあげないようにしてるので、大悟からしたら10個のペロペロキャンディは盆暮れ正月が一気に来たくらいのご馳走です。
私「その代わりゆっくり食べるんだよ。一気に食べたら後での分がなくなっちゃうからね。」
大悟「うん!!わかった!」
私「それで、何味のペロペロキャンディを持っていくの?」
大悟「イチゴと、リンゴと、ブルーベリーと、さくらんぼと、オレンジと、、、」
私「あと5個」
大悟「まだ5個⁈」
嬉しい悩みです。笑
大悟「チョコレートと、ソーダと、イチゴクリームと、プリンと、、、、、」
私「リンゴ好きだからリンゴ2個でもいいんじゃないの?」
大悟「じゃあリンゴ!!あ、やっぱりイチゴ!」
私「リンゴじゃなくてイチゴが2個でいいのね?」
大悟「イチゴが2個!」
私「じゃ確認します。イチゴが2個に、リンゴ、ブルーベリー、さくらんぼ、オレンジ、チョコレート、ソーダと、イチゴクリーム、プリン。あってる?」
大悟「うん!!」
私「あとは?何持ってく?」
そのあと大悟から出てきたのが
うどん、きゅうり、ホットチョコレート、水、お肉、玉子、ティッシュペーパー、長袖、靴、歯ブラシ、歯磨き粉、などなど。
水は水筒で持って行くというのでもっともっと大量に必要だと説明し、玉子は鶏を連れて行くことにしました。
そしてそのあと大悟が一言。
大悟「あとはちーちゃん。」
私「ちーちゃん?」
大悟「ちーちゃんがいないと寂しいから持って行く。」
私「そっか。それは素晴らしい考えだね。それで終わり?」
大悟「あとはコーヒー。」
私「コーヒー⁈なんで?」
大悟「お母さんが飲むから。」
私「私も連れてってくれるの?」
大悟「うん。あとはお父さんも持ってく。」
私「それは楽しくなりそうだね。それじゃそろそろ出発しますか?」
大悟「あとは、、、YouTube観たいから携帯。」
私「宇宙だから電波入らないかもしれないけどねー。じゃそろそろ行きますか?」
大悟「あとは、ちーちゃんのためにDVD。」
私「優しいねー。じゃこれで全部?」
大悟「あとは…」
後から後から出てくる出てくる。
結局この日は出発準備だけでテイクオフならず。
しかも、そのあとしばらく大悟のお気に入りのベッドタイムストーリー は宇宙船の離陸準備となったのでした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子