最近の流行のグルテンフリー。
⑵セリアック病
「小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種であるグルテニンとグリアジンが水を吸収して網目状につながったもの。料理では小麦粉に水を加えてこねる事でこれら2つのたんぱく質が絡みあわせてグルテンを作る。」
(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/グルテン)
グルテンはパンやうどんのコシに重要なようで、じゃそのグルテンの何が問題なのよ?
うどんのコシや、ふわふわのパンを食べることを諦めさせられるグルテンフリー運動ってなんで起こってるんだろう?
グルテンを食べることで心身にどんな悪影響が起こるのでしょうか?
ってことでとことん調べてみました。
①グルテンに関与する病気は以下の3つ
⑴ 小麦アレルギー
⑵ セリアック病
⑶ グルテン不耐症
⑴小麦アレルギー
軽い場合は摂取してすぐに「腫れ、かゆみ、口・舌・喉の痒み」などが起こる。
アナフィラキシーは呼吸困難、血圧低下を引き起こす。
小麦を一切食べないようにする、もしくは医師の管理のもとで少しずつ食べて身体を慣らせるアレルゲン免疫療法もある。
自己免疫疾患でアレルギーではない。自己免疫疾患病は異物から体を守る以上に、体の免疫システムで自身の組織を攻撃する。
セリアック病はグルテン摂取が引き金となって、免疫系が小腸の上皮組織を破壊してしまい、小腸からの栄養吸収ができなくなり、栄養失調となる。
セリアック病は全米人口の約0.7%。
⑶グルテン不耐性
グルテンを消化する酵素が不足するか、十分に機能していない状態。グルテンを摂取すると消化異常で体が必要とする栄養素が十分に吸収されにくくなるために、様々な不調の原因となる。
②ダイエット効果があるのか?
「グルテンフリー・ダイエット」と呼ばれていたりするので、痩身法と勘違いしてる人もいるかもしれませんが、ダイエットとは「正しい食事法」を指すので、「健康維持のための食事療法」なのです。
因みに上記⑴⑵⑶以外の人が実践してなんらかの効果があるという科学的根拠はないようです。
このように上記だけ見ると、健康な人はグルテン食べても何も問題ないように見えます。
が、、、
本当の問題は実は後の2つなんじゃないの…?
③ ほとんどの小麦は遺伝子が組み替えられている?
アメリカで1940年代に農業の生産性を上げ飢餓を減らすという目的で「緑の革命」が始まりました。その時に災害や干ばつに強い穀物類の品種改良がされ、特に主要作物の小麦・トウモロコシ・稲の開発が進められました。異種交配や遺伝子移入の実験が重ねられ、1980年には何千種もの小麦の新種が誕生し世界中に植えつけられたために、現在世界で作られている小麦の99%は遺伝子交配されているそうなんです。
④ 読んだら食べるの嫌になる残留農薬について
・輸入品の出荷中に作物が虫や環境のせいでダメになってしまわないように、収穫後に作物農薬(ポストハーベスト)が直接かけられる。育成中ではなくて、収穫後に粉になった後にかけられてる

・日本から海外へ出荷する農作物へのポストハーベストは禁止されている。
・海外から日本へ入荷する農作物へのポストハーベストは禁しされていない

・そもそも小麦は栽培時に大量の農薬をまいて作っている。
・・・
まとめ
グルテンによるアレルギー、過敏症、不耐性な人以外にはグルテンフリーにする必要性は感じません。あくまで一部のグルテンを摂取出来ない人のためのダイエット法と認識しました。
けれど、
農薬の摂取はアレルギーや持病の人に関わらず、すべての人に深刻な問題です。
特に日本の小麦は90%以上が輸入品という事実。
「そんなこと言われたら怖くて何も食べられなくなる」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
私も同意見です。
じゃあ結局どうすればいいのかと言ったら、
気にするべきは妊婦さんや子供たちかなと。
色々な意見がありますが、
気にしている方は、
「輸入の有機の小麦」や「国産の小麦」
に落ち着いているようです。
何も知らずにいるより、知って選択していくことが大切かなと思います^ ^
よろしければご参考にどうぞ^ ^
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子
【参考】