真に理解したいと思ったら、
裏も表も内も外も全てを知る心構えが必要です。
自分に都合の良い部分だけ見齧って、模倣しても、それっぽいものになるだけで、本当の深みにはなかなか到達出来るものではありません。
古来、賢者に弟子入りしたら、師は弟子と寝食を共にして、己の全てから学び盗み取らせました。
ですから弟子の中は師で満たされるのです。
生活の中に常に師がいることで、師から学び、師に見られているという緊張感が弟子の成長を促進させます。
現代的な、例えばヨガスタジオなどはオープンクラスが基本なので、関係性はスタジオの中だけとなり、自然に裏表(オンオフ)が出来てしまいます。
そういう意味も含めて私のところは合宿所(アシュラム)スタイルを取って、なるべく全て見せるようにしています。
こちらにしても、裏も表も全部見せたら、裏表はなくなりますから、己の姿勢としても、そのようにやらせてもらってます。
そういう意味で師弟関係を結ばずにいろんなスタジオに通って、いろんな先生のエッセンスだけを抽出していると、情報量は膨大なれど、使い方がわからず、なかなか真理の深淵に向き合えないとも言えます。
、、、、、
話変わりますが、クシ・マクロビオティックのクシ先生がご存命の時に講演会に参加しました。
その講演会は既に奥様が亡くなった後に行われました。
講演会の最後にクシ先生が突然「みなさんにご紹介します」と仰り、
20代後半〜30代前半くらいに見える女性がステージに招かれました。
そして先生は一言
「妻のみどりです」
と仰ったのです。
私は驚いて椅子からズッコケそうになりました。
年寄りが若者を好むみたいな嗜好なのか?
先生とうとうボケたのか?
などという雑念が頭をよぎったりもしましたが。笑
年老いてこの世から去りゆく先生が
全てを託すために
なるべく若い世代に白羽の矢を立てた
とも考えられます。
みどりさん、
地球のために宇宙のために
頑張れ^ ^
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子