人間は耐えず外部からの影響を受けて生きています。

心も誰かからの言葉や行為の影響を受けて揺れ動きます。

これを心的衝動と呼ぶのですが、

一部の人間は

どうすれば他人の心的衝動を支配できるかを知っています。

彼らは人間の心に訴えかける想念を沢山持っています。

それを意図的に使い、人間の心的衝動を支配し、指導することが出来るのです。

また、想念の一つの形にはめ込み、人心操縦することも出来るのです。

それらに対して無知な人間は「言葉によって追われる羊」のようなものです。

人々は強力な精神力を持つ人間の心的衝動に追われる羊のようなものとも言えてしまいます。

指導者的立場の人間は少なからず、これらを使っていると言えるのですが、

怖いのは

それが聖なる目的ではなく

人の心を掌握して世界を手中におさめようと悪用する人もいるということ。

時として企業の経営者などは

このような人間をの力を借りて

社員の心を一つにまとめあげたりしますが、

この考え方は一歩間違えると危険でもあります。

なぜなら会社は聖性のためにあるのではなくて、
個人的な利益のためにあるものですから。

けれども経営者が雇用者の幸せを考えて、心的衝動を統一させようと考えるかもしれません。

つまり小さな社会主義国家を作るということですよね。

これは一見は皆が足並みをそろえていて幸せに見えますが

それはその中にいる人たちだけの幸せで

外の世界からの断絶も意味します。

そしてそこで育てられた羊たちはなんの思考も必要ないのです。

無駄な思考は足並みを乱しますから、思考を求められなくなる。

となると、皆が同じ思想パターンを持つクローンのようになりますから、新しい発想は無くなります。

古い伝統だけをただ継続していく老舗のお店ならこれもありかもしれませんね。

けれど別の見方をするならば、時代は移り変わりますから、常に進化が求められるのも一つの見方です。(老舗という名にあぐらをかかず、成長しようとする姿勢ですよね)

もし、企業が進化することを求めているのであるならば

一人一人の多様性を認めることは必要です。

いろんな生命がいるからこそ地球は美しいし

多様性のある進化発展が遂げられました。

人間の多様性のない羊を作るのは進化を止めることにもつながるので、破滅への道とも言えるかもしれません。

最後に一つ。

もし、あなたの周りの環境がそのような状態になっているとしたら、

居心地が悪くなって去るっていうのも一つの手ですが、

見届けるっていうこともありです。

いずれにしても誰かの操作が介入しているということに気づけば、冷静でいられるものですし、

全ては気づきのためにあなたが呼び寄せているという見方も出来ますから。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

愛と光をこめて✨

長谷川陽子