今日のタイは「万仏節(Makha Bucha Day)」で祝日です。
マカブーチャーがタイの重要な仏教行事なのは分かっているのですが、詳細が分からずに調べてみました。
ところ、
「万仏節(マカブーチャー)」とは別名、「四部集合(ジャトゥーロンカサンニバート)」呼ばれ、満月の晩に仏陀となった釈迦が竹林精舎で説法を説かれた時に偶然4つのことが重なった仏教において大変重要な日だそうです。
それでは偶然起きた4つのこととはどんなことかと言いますと、
1つ目は月の運行に関係するようなのですが、詳細分からないので割愛させて頂くとして^^;
残る3つが以下です。
・示し合わせたわけでもないのに偶然1250名の比丘(男性修行者)が仏陀の元に集まった。
・集まった比丘は全て仏陀から直接、具足戒(戒律を守る誓いの儀式)を受けていた。
・集まった全ての人は阿羅漢果を得ていた。
…ということです。
最後に阿羅漢果が来ています。
阿羅漢果を説明するのは少し難しいのですが、
阿羅漢果の前には阿羅漢向があり、
阿羅漢向とは心の底から解脱したいと思う気持ちのことです。
この世への欲はモチロンのこと、
高次元への執着すらも欲と捉えて滅する。
ここに到達して深く瞑想することで
「無我」に至ります。
そこに阿羅漢果があります。
瞑想を行じていると幸福感が生じたりするものですが、
この領域には幸福感はありません。
幸福をなくし、苦をなくし、既に喜びと憂いが消えていて不苦不楽の清らかな平安の状…
という風に表されます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子