バンコクに来ています。

今朝の子供達はご機嫌で起きて、

朝から2人でじゃれ合っていました。

「大悟、キッチンでおばあちゃん待ってるから、行っておいで。」

と私が言うと、大悟は立ち上がってドアに向かいました。

その時ちょうどタイミング良く大悟を迎えに来た義母が入って来ました。

朝の挨拶をひとしきり交わしたところで義母が

「大悟が水槽にピーナツを入れたから私の魚が死んだわ。」

と笑顔で言いました。

それを聞いて私が

「大悟、おばあちゃんの魚死んじゃったんだって。おばあちゃんに謝って。」

と言ったのですが、大悟はベッドに突っ伏して

「違う!嫌!」の繰り返し。

魚が死んだのは事実だし、違うことはあるもんか!と

私は「悪いことしたら謝らないとダメよ。」

と軽く説教モードに。

その横で義母は「なんで水槽にピーナツが浮いてるのか不思議に思ったら大悟だったわ。」

とたいして気にしてる様子なく笑って言っていたのですが、

謝れと言った手前、謝らせようとしていたら、

下ですすり泣く音が。

謝りたくなくてヘソ曲げて怒ってるのかと思いきや泣いている…?

私「魚が死んで悲しいの?」

大悟「うん。」

私「おばあちゃんに謝りなよ。」

大悟「ちがーう。」

???

何が違うんだ?

大悟はさっきまで行く気満々だったのに、義母が「大悟行こう」と抱き上げようとしても激しく抵抗して動こうとしません。

義母は愚図る大悟に困ってしまって、間をつなぐように「最初マカロニだと思ったらピーナツで…」という死んだ魚話をずっと続けていました。

どうやら義母に責められ続けてると思ってる?

「大悟はおばあちゃんが大悟を怒ってると思ってるの?」

と聞いてみたらコクリと頷きました。

それで

「どうやら責められてると思ってるようです。」

と義母に伝えると義母はハッとして死んだ魚話をやめて、義母と大悟はやっと2人仲良くお外に出て行きました。

そのあとでの話。

魚の水槽を見たら確かに死んだ魚が浮いていて、それを見た大悟は私に

「お魚さん死んじゃったの?もう動かない?」

と聞いてきました。

「そうだよ。大悟がピーナツ入れたからお水が汚れて死んじゃったんだって。」

と答えました。

すると大悟は

「ピーナツ美味しいよ。」

と一言。

それでやっと大悟が謝らなかったわけを理解しました。

大悟は魚に自分のオヤツのピーナツを分けてあげたのです。

「死」という概念をちゃんと理解していない大悟は、何故責められたのかわからなかったので、謝らなかったのでしょう。

そのあと大悟は

「お魚死んじゃってかわいそう」

と言ったので

「そうだよ。お魚を大切にしていたおばあちゃんもかわいそうだよ。おばあちゃんに謝れる?」

と聞いたのですが無言になってしまい、

魚の生命が他者の所有になっていることに納得がいってないようで、

そうなったら

私も突っ込みにくくなってしまいました。

けれど家族が傷つけられたら悲しいわけで、

魚も家族の一員と考えれば大切に育てている人に謝るのはおかしなことじゃないわけです。

子供って本当に正直なので

嘘やごまかしが効きませんから

毎日がお勉強です。
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最後まで読んでくださってありがとうございました✨

今夜はクリスマスイブですね^ ^

今夜飛行機で日本に飛びます^ ^

皆さんに会えるのを楽しみにしています^ ^

愛と光をこめて✨

長谷川陽子