サメ好きの3歳の息子と一緒にサメのオモチャで遊んでました。
母
「大将、今日は何が入ってるの?お、活きのいいサメが入ってるじゃない。それ握ってちょうだい。」
大抵の魚は握ってくれるのですが、今日は
息子
「サメは硬いから食べられないよ」
と拒否。
母
「それじゃ揚げてちょうだい」
息子
「揚げても食べられないよ」
とやっぱり拒否。
母
「サメは友達だもんね」
息子
「…うん」
母
「まぁ、サメの肉はそんなに美味しくないらしいからわぞわざ食べなくていいと思うんだよね。」
息子
「多分。(←最近の彼の中のブームの表現)
母
「あ、でも中国の人はサメのヒレは食べるんだよ。サメのヒレは高級品だよー。」
子供に話をしている時、連想ゲームのように自分の知っている情報をどんどん口にしてしまうことがあります。
この時もついサメのヒレの話をし始めている自分がいて、
サメのヒレ→中国の人が乱獲→ヒレだけ取って本体を捨てるといる映画で観た情報→こわいねー。
マズイ。この思考の行き着く先は中国の人に対する人種差別。
「お前中国人だからサメのヒレ食べるんだろ!残った肉は海に捨てるんだろ!」
息子のクラスには中国の子もいるから、ウチの息子が面白がってそのネタを使い始めたらいかん!!
この話をさらに発展させてみる。
サメ食べる中国人→それ言ったら日本人は鯨食べるって世界から批判→更には地域によってはイルカも食べる→知能の高いイルカやクジラ食べる日本人
自虐的になってしまった。。。
海外に住んでたらこの手の話は避けられないから、世界に対する知識と自国に対する知識と正しい会話が必要になるんだなぁ。
人間というのは差別する生き物ですし、仕方のないことなのですが、偏見や人を傷つけようとする悪意を持たないように教えねばならず、この手の話を理解させるのはまだ少し早いかなと思いました。
けれど、なによりやっぱり
一番大切なのは慈悲の心。
息子の通う学校は仏教を大切にしている学校なので、きっと仏の教えが息子を正しい道に導いてくれるでしょう。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
世界の全ての心の平和のために祈ります。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子