プミポン前国王の葬儀に秋篠宮ご夫妻がご出席なさいました。
秋篠宮様は幾度となくタイを訪れていて、タイ王室とも親交が深いことで知られています。
テレビの生中継を観ていたら秋篠宮様のお姿が何度も映し出され「日本のロイヤルファミリー」と紹介されていました。
42カ国のロイヤルファミリーが出席しているそうですが、その中でも日本の皇室の参列を何度もピックアップしてくれていて、タイ国民の親日感情を嬉しく感じました。
王宮前広場には高さ50メートルもある須弥山を模した大きな建物がこの日のために一年かけて建てられており、棺を運ぶパレードが王宮から出発して建物に棺が安置されました。
弔問に訪れた各国の重要人物は棺の前で最後のお別れをしました。
王様の弔問に訪れた人々は白檀の香りがする紙の花を故人に捧げます。紙の花は棺と一緒に燃やされ、白檀の香りが故人を天に運んでくれるというタイに古くから伝わる習わしです。
各国のロイヤルファミリーが順番に棺の前に立って、紙の花を捧げていくのですが、各国のロイヤルファミリーの人々は棺から去る時に会釈のように軽く頷く程度で去っていきます。
お辞儀の国の日本人としてはなんだか違和感と共に観ていました。
各国の最高位にいるであろう人々なので、相手がタイの王であろうと頭は下げないみたいなことなのかなーと思っているところに秋篠宮夫妻が。
秋篠宮夫妻はどうするのかと思って観ていると、なんと腰を90度近くまで折って頭を深々と下げたのです。
他の国のロイヤルファミリーとのコントラストに驚きました。
しかし、その潔い頭の下げ方に卑しさは一切なく✨
私は日本人の相手に対する敬意の表し方に、
秋篠宮様のプミポン前国王への敬意に、
涙がこみ上げました。
金色の山車や、須弥山の建物や、
演し物の人々が本当に美しくて。
一年かけて盛大なお葬式の準備をする
タイ国民の自国の王を愛する気持ちに
タイの美しさを感じていましたが、
同時に日本の美しさも感じることのできる瞬間でした。
タイもこよなく愛してるけど
やっぱり私の中には桜の花が咲いてるなぁ^ ^
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子