数日前に出産前の最後の妊婦健診に行って参りました。

以前からお話ししているように、

タイの病院では8割以上が帝王切開での出産で、

過去に帝王切開の経験があれば

もちろん次も帝王切開となります。

ヨガを教える身として、

「自然にポンポーンと産みました」

と言いたかった私は

忸怩たる思いを抱えながらも

己のエゴとの葛藤に打ち克ち

帝王切開で長男を出産し、

今回、次男の帝王切開が控えているわけです。

(因みに日本には、産婆さんの介添えのもと、自宅出産をするという選択肢がありますが、基本的にタイで自宅出産をする人というのは、病院のない山間部などに住み現金収入に乏しい人々という認識になっています。

それは、日本のように万が一は病院に搬送出来るような、ゆったりとした環境ではなく、下手したら母子ともに生命が危機に晒されかねない崖っぷちの状況なのです。

となると、いくらヒッピーのような嫁さん貰ったからといっても、バンコクに住む良識あるタイ人からしたら、「何故わざわざそのようなことをしたがる?」のか、理解出来るわけがありません(笑))

ということで、妊婦健診にあわせて帝王切開の説明を受けに行ってきました。

その説明の時に

「オプションで盲腸の切除が出来るけれどどうしますか?」

と聞かれました。

出産時にオプションで盲腸の切除!

そんな話聞いたことねぇ〜!

タイは韓国に負けず劣らず美容整形も盛んな国で、

手術に対する抵抗が薄いのでしょうか。

自分で考える限りだと、

虫垂がないメリットは

虫垂炎に一生かからないってことなのは分かりますが、

デメリットとなると、、、

臓器売ることもないだろうし、そもそも虫垂欲しがる人はいないだろうし、

実は虫垂は宇宙的に重要な器官で、宇宙人が地球人の中で選民を行う時に、虫垂の有無に左右される、、、

とかしか思いつきません(笑)

虫垂炎のことを考えると、腹に爆弾抱えてるようなものです。

が、それでも古色天然主義とも言える日本では帝王切開の際にいるかいらないか分からないから、オプションで切っちゃうという発想は生まれない気がします。

と、いうわけで切っちゃってもいいけれど、

盲腸切除のメリット・デメリットについて調べてみました。

ところ、、、

ここ10年の研究で「「虫垂にしか出来ない機能」として「lgA陽性細胞の生成」という役割が発見されているそうです。

lgAは腸内細胞のバランスを整える働きがあり、乳酸菌もlgAの生成を助けるようです。(乳酸菌で腸の調子が良くなるのは虫垂で作られるlgAの生成を助けているからとも言える)

lgAは、消化管などの粘膜面で病気の感染に対して主体となって防御しており、虫垂を切除することでIgAが少なくなると、細菌が過剰に増えすぎることで発生する、「炎症性腸疾患」や「食中毒」などの病気にかかりやすくなるということを意味します。

、、、って、これ取っちゃあかんヤツちゃうん?

私、タイに来て食中毒何度かやってるし^^;

…これはやはり取らない方向性かなぁ。

皆さんはどのように思いますか(笑)

最後まで読んで下さってありがとうございました。

愛と光をこめて✨

長谷川陽子