生徒さんたちのお買い物をしている時に、サイアム セラドンの半額セールに遭遇。

サイアム セラドンはチェンマイにある陶器の高級ブランドで、ロイヤルファミリーにも献上する品を扱うような老舗です。

そこの皿が半額で売られていてヨダレがタラーリ。

宿とカフェを建築し始めて、最初は余裕があったから、そこそこ贅沢品を買い集めていたのですが、だんだん所持金が尽きてきて(建築費が想像の倍以上でした^^;)

食器類などの割られてしまう可能性を秘めているものは、自分たちの理想から少しランクを下げたものを揃えていました。

しかもオープニングセレモニーの時に、親戚がいらない陶器を沢山くださって、統一感がない食器棚になってました。

最初は、「綺麗な食器が感受性を育てる」なんて思っていたのですが、

その辺からだんだんヤル気がなくなってきて、

正直、毎日の家族で使う皿などへの配慮が全くもってなくなっていました。

なので、新しい食器を買うイメージをする時も
 
料理のサイズに合わせて、

汁物入れるちょうどのサイズの皿が欲しいとか、

なんかそんな感じて考えてたんです。

それで1人用の丼みたいなサイズの皿を手に取っていたら

マサくんが「…それ…いりますか?」って。

「いるよ!このサイズの皿ないのよ。ほら、角煮だって入るし、汁気のある炒め物だってなんにだってつかえるぜよ。」と、力説する私。

「それだったらこっちの方が良くないです?」

とマサくんが取り出したのは、私がもってる手のひらサイズの器の3〜4倍位の大きな鉢。

「これから家族が増えて4人になるんだから大きめの器でもいいですよね。角煮だってこの器に入れた方が見映えがいいですよ。」

私にはそのイメージが全くなかったために、しばし無言になってしまいました。

けれど、考え始めて、イメージし始めたら、なんか素敵なの。

食卓が洗練される感じというか。

美しい器にセンスよく盛られた料理食べてる方が子供の感受性も育つよね。

おお〜。

庶民的になっちゃうのってこういうとこか!

無駄を省いちゃうというか。

目先の料金の安さに飛びついちゃうというか。

機能だけ考えてはいかん。

こういうの例えどっかのセミナーとか行って講義受けても全く身にならないなと思います。

その場の状況で照らし合わせていかないと、なかなか応用が効かないと言いますか。

日々勉強ですな〜。

センス良くなりたい^ ^

最後まで読んでくださってありがとうございました。

愛と光をこめて✨

長谷川陽子