お母さん、
もし、ご自分のお子さんにこの言葉を言っているなら、それはすぐに取り消したほうがいいです。
なぜならこの言葉は、子供の可能性の全て否定する恐ろしい呪いの言霊だからです。
「だから」という言葉には「何々だから」と「だから」の前に原因がつくはずですが、
この言葉を使う人は、その原因をすっ飛ばして「だから」という一言にまとめてしまって
「だからアンタはダメなのよ」という一言で済ませてしまう傾向があります。
それを言われた子供は「だから」の理由を探すかもしれません。
でも、「だから」はその場の状況で臨機応変に用いられ、いろんな場面で言われ続けるので、結局原因が正体不明となり、つかみどころの無い親の言葉にジワジワと苦しめられることになるのです。
ダメはとても強い禁忌の言霊です。
「アンタはダメ」と、人にダメを付けると、人間否定につながります。
親にこのように言われ続けて育った子供は一番信頼を置く親から人格否定され続け、自分に自信が持てなくなり、いつも他人に正解を求めて、人の顔色を窺うようになってもおかしくありません。
一応断っておきますが
私は「「キレイな言霊」だけを使って子供を育てましょう」的な理想主義ではありません。
私自身、ヤンチャな小僧を一人育てていて、風呂に入ったばかりなのに野良犬に抱きついたり、泥の中で遊ばれたりすると、荒い言葉の一つも投げたくなります。
いや、投げます。
自分の子供を温室栽培して繊細に育てるつもりはないし、子供に地球を楽しんでもらうためにも危ないことは多少強めでも教えています。
ですから何が言いたいかというと、
「ダメ」なのは人ではなく、出来事なはずですから、「ダメ」を使うときは
「それはダメ」と言うべきということです。
親も人間ですから、つい口が滑っていらん一言を子供に投げつけてしまっている可能性はあります。
けれど、そんなときこそ、親のほうが一歩大人になって(子供が大人になる前に^^)言霊をコントロールすることで子供の伸びしろが変化する様を楽しんだらいかがでしょう^^。
因みにうっかりやっぱり、「アンタはダメ」と言って育ててしまった場合、
それを取り消す言霊は…
「アンタは本当にスゴイ!」ですかね。
「アンタはエライ!」とか?
この二言は幼児には言うかもしれませんが、言われ続けて育ってる人がいたら凄そうですね。
危ないことはちゃんと教えつつ、自由に伸び伸びと育ててあげたいですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光を込めて。
はせがわようこ