バンコクに私の患者さんが何人かいらっしゃって、チェンマイから帰ってくるといつも診て欲しいと頼まれます。

開業しているわけではないのですが、妊娠中の時間が有り余っている時に近所のお年寄りや中高年にエネルギー治療を施していたら、少しずつ口コミで広がっていきました。

ハシゴに登って変な姿勢で高所作業していたら、筋を違えて腕がおかしくなったおじさん。

車椅子生活で脚のむくみが凄いおばあちゃん。

1キロ以上ある重い石の棒で、ニンニクや唐辛子などのグリーンカレーのスパイスを2時間叩いたり潰したりしていたら腕が痺れたおばさん。(ってかソレ痺れるの普通だから^^;)

年を取ってくると身体に負荷もかかってくるし、人には姿勢の癖がありますからそれが歪みの原因となりますので、理由は一つではなく複合的にみることが大切ですが、普通の人にそれがわかるはずがなく、それを推理しながら施術を進めて、原因の根本を探る作業が私的にも楽しくて、喜んでやらせてもらってます。

(つい最近は脚がダルくて病院行ったら注射打たれて、それから脚がパンパンに腫れて痛くて歩けなくなったとショゲているおばさんがいました。

脚だけじゃなく、腰も肩もパンパンで、全体的に歪みもあって、全体の整えから行っていました。

けれど原因は子宮にある気がして、聞いてみたら、「そういえば…」と言って話してくれたのが、30年前に帝王切開してから排尿が上手く出来なくなったという話。

酷い時は1日出なくて痛みを伴うこともあるそうです。

それって大変なことですよね?

しかも原因も分かっているのに、

本人も周りも当たり前に受け入れて30年生きてきているわけです。

それが普通の人なんです。

ということで脚ではなく下腹部への施術を中心的に行った結果、脚もすんなり良くなりました。

バンコクは用事がないと帰らないし、滞在日数も短くいつもバタバタしており、( 別に開業してるわけではないので ) 夜だろうが朝だろうが突然飛び込みで患者さんがやってくるために、突然忙しくなったりしています。

今日も日本へ帰る前にということで

朝から家に患者さんが来てくださいました。

その方はうちの家族と仲良くしている人で、何度か診させて頂いている常連さん。

バンコク市内に住んでいるのですが、わざわざその方の家族が車で連れて来てくれました。

近所に病院もあるのに、わざわざここまで来てくれるわけですから、信頼してのことなわけで、本当に有難いなと思います。

実は今日は、家族で郊外の街に買い出しに行く予定だったのですが、突然の施術の依頼に家族は私を待つことに。

それでもわざわざ頼ってきて下さった人がいるので、誰一人として嫌な顔せず、間接的にとはいえ、むしろ人の役に立てて家族はみんな嬉しそう。

だから私も安心して施術が出来ます。

普段は元気な人が病気や怪我でショゲていると心配になりますよね。

私は医者ではありませんが、自分の持てる智慧と技術を総動員して、皆さんの健康のお手伝いをさせて頂きたいと思っています。

人は誰でも年を取るものですから、心と身体のケアは本当に大切ですね。

そして、こんな変わった嫁を受け入れてくれるタイの家族に本当に感謝なのでした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

愛と光をこめて✨

長谷川陽子