カフェでお茶してたら、息子が飾ってある食器をヒョイとつかんであそび始めました。

こういう時本当に肝が冷えます。

「それは割れ物だから。はい、置いてください。はい、良い子だね。ありがとう。」

「はい、それも割れ物だから置いた方がいいかな。置いて下さい。あ、置いた。凄いね。偉いね~。」

と、無事元に戻せました。

焦ると勢いで「ダメ」と言ってしまうことがよくありますが、「ダメ」って言われるとキレて物を床に投げつけることがあります。

言葉だけじゃなく、私の言葉の勢いや、息子の機嫌なども関係しているので、「ダメ」という言霊のみが原因かといったらその限りではありませんが。

あと、取り上げようとして奪い合いになり、キレられるということも起こるので、それも気をつけないといけません。

そうかと思えば、「あ、まずい」と思って下手に出た瞬間に無情にも床に落とされたりしてしまうこともあるし、子供ってのは大人には理解出来ない独特な領域を持っていて、なんだか面白い生き物です。
 
それにしても最近は、少なくとも「置いて」という言葉の意味を理解してくれるようになったので、意思の疎通がかなり取りやすくなりました。

というわけでカフェ。

先ほど置いた食器を、また持ち上げて私の方をチラッと見る息子。

再度「はい。それは割れ物だから、置いてね。」と言われて元に戻す息子。

隣の食器も持ち上げて、私の方をチラッ。

「それも割れ物だから、置いてね。はい、よく出来ました。」

元に戻したら、今度は隣の売り物のポーチを持ち上げてチラッ。

「それは…割れ物じゃないけど、売り物だから置いてね。はい良い子ね~。」

元に戻したら、また隣のポーチを持ち上げてチラッ。

「それも売り物だから置いてね。はい良い子。」

…ちゅう風に、気づけば「置いて」と言わせるために持ち上げてるような図式が出来上がっていて、完全に息子のなすがままに言わさせられてるのでした。

因みに忙しかったりしてイラついてるときは、私もこんなに付き合いも良くないので「置いとけって言ってんだろぉぉぉ!」と声を荒げて息子の機嫌も悪くなるという悪循環にハマったりもします。

子育てはノンキにやることが大切だなと思ったりもするのでした。

まぁ、こんなとりとめのないやり取りを延々と続けてる母子の日常なのでした^ ^

最後まで読んで下さってありがとうございました。

愛と光をこめて✨

長谷川陽子