チェンマイのスタジオが着々と建ってきています。
タイでは建築士とかデザイナーとかコーディネーターとか、そういう人には頼まずに、自分たちで大工と相談しながら家を建てるようで。
図面もないし、寸法もほとんど計らずに、まるでレゴハウスを建てるみたいにして、行き当たりばったりで建てていきます。
地震がない国だから耐震とか気にしないでいいいし、日本みたいに法律で道路から何センチとかそういうのも別にないから地盤さえしっかりしてれば、ある程度大雑把でも大丈夫なんでしょうか。
昔、スペインに留学してる時に、ドイツ人が「スペイン人は設計図も無くイキナリ家建てるから信じられない。しかも砂地に土嚢みたいなものを積んで家を建てて建ててのを見たときには本当に驚いた。」と言っていました。
「砂が崩れて家が傾いたり崩壊したりしたらどうするの?」と聞いたら、「まだ建てればいい」という答えが返ってきたそうですが。
なんだか「マイペンライ(問題ないさ)」の国のタイ人と共通するの匂いがします^ ^
因みに私のスタジオはもともとちゃんと建ててある家をリノベートしているだけなので、その辺は大丈夫です。
それにしても、ドアノブからランプからトイレから床の材質から全て
本当に全て自分たちで決めないといけないので私にとってはそれが大変です。
スタジオは雨風凌げる部屋があればいいくらいで、
カフェもお茶が飲めればいいくらいなので、
頭の中に大したイメージがないわけです。
(それでよくやるって決めたよねって話なんだけど)
「そっちで適当に決めちゃってくれよ」と言いたいけれど、そういうわけにもいかず。
(いくんだろうけど、日本人向きの感性をタイ人の大工のおっちゃんが持ってるとは思えずなので)
「これとこれどっちがいい?」って言われた時に違いが分からないこともしばしば。
間違い探しか?間違い探しなのか?
よくよく見ると椅子の足のデザインが微妙に違うとかで、驚きます。(驚くのは、こだわる人にとっては大きな違いなんだろうけれど、自分にとっては同じに見えたことに驚く)
しかも私には一つ一つのパーツを組み合わせた時の全体像を頭の中で想像する能力がなく。
例えばカフェの、この椅子にあうテーブルを探して、更にそれらにあうランプを探すとかをアッチコッチの店を巡って行うんです。
現物を照らし合わせてなら出来るんですよ。
けれど現物がない状態で頭の中でパーツとパーツを合わせる作業をしないといけなくてそれが苦手!
どっちかっていうと、ただ好みで集めようとしてしまうので、全てのものに符合がなくなってしまったりするようで、ちょいちょいレックに止められます。
インテリアコーディネートって才能だと思うんだけどどうですかね?
その点レックは楽しんで出来ているようで、本当に助かっています。
何か意見を求められても「わからない」「想像出来ない」ばかり言う私を尻目にどんどん決めて取り仕切ってくれるので本当にありがたいです。
いなかったら本当に無理だったわぁぁぁ。
というわけでレック神のおかげで、本当に素敵なスタジオが出来ました。
カフェも宿もレック様の采配で素敵になる予感。
私はほとんど何もしとりません^^;
助かるわぁぁぁ。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子