タイに帰ってきてから「ワークショップや大人数の集まりに行ったけれど、話せなかったから個人的に会いたかったのに会ってもらえなかった」というお声をいただきました。
これだけ言われると、なんだか私が上から物見て会わなかったようにも感じられますが、そんなつもりは毛頭ありません。
本当に普通~に時間がなかったんです。
わざわざ言い訳をするのも嫌だったので、時間がないと普通にお断りして済ませてしまっていたのですが、それが悪かったのでしょうね。
なんだかモヤモヤしてる方がいらっしゃったら良くないので、今から長々と日本でなにやってたのか書いてみたいと思います。
( 忙しかったアピールなだけなのでスルーして頂いても構いません^^; )
タイでは1日に用事を一つだけ済ませるスタンスですが、皆さんもご存知の通り、東京では分刻みで予定が詰まっていたりします。
私も9月に日本に帰った時は過密スケジュールでした。
まず大きいのが結婚式準備。
通常、結婚式の準備は半年くらいかけて行うものですが、我々は海外に住んでおり、次回の帰国は結婚式直前なために、今回は2週間で披露宴打ち合わせ、衣装合わせ、二次会準備、ムービー作成準備等々全てを行わなければならず、連日式場とパーティ会場を行ったり来たりして大忙しでした。
結婚式ってこんなに大変なものだとは知りませんでした。
お金もかかるし、労力も凄い。
更に子連れなので毎日母とレックと疲労困憊していました。
そしてご参加下さる方々も忙しい中わざわざ自分たちのために来て頂くわけですから、そういう方達の顔も浮かんできて、中途半端なことは出来ないという気負いも入ってきて、結構なプレッシャーでした。
それだけでもかなり大変なのに、チェンマイのスタジオ併設のカフェ準備も同時に行っていて、メニュー作成などの細かい作業にかなり時間を取られていました。(これも小さい紙とか大悟がグッチャグチャにしたがるので遅々として進まず^^;)
さらには11月のタイトリップの先駆けとしてワークショップを数本開催。
こういう仕事を行ないながら子育てもしていました。
仕事をなさっている方はこのくらいこなすの大したことないと思うかもしれませんが、私は子供を託児所に預けたり、ベビーシッターを雇ったりせずに自分で育てています。
専業主婦の皆さんは子育てだけでクッタクタなところを、子育てしながら仕事もしてたから本当~に大変でした。
私たち夫婦は二人の方針で大悟は自分たちで育てています。
仕事中はレックがいつも一緒にいてくれるので、仕事に専念させてもらえて本当に助かっています。
しかし今回は私の想像の中でトントン拍子に進むはずだった色んな準備が、子連れという未知の要素が入るだけで全て簡単には進みませんでした。
そもそも日々の普通の生活をこなすのも大変なのに、出かけるとなると食事の準備から全て整えていかないといけません。
そして、各場所で色んなことが起こります。
例えば衣装合わせ。
沢山のウェディングドレスを見た息子は狂喜乱舞して走り回り、並んでいるドレスを引っ張ろうとする。
凄い高価な着物の上に土足で上がろうとする。
何も触らせてもらえず飽きて遊べと文句を言い始め、しまいにはおっぱいを欲しがる。
母が一生懸命相手をするのですが、ゴジラ大悟を止めることは出来ず^^;
最後は床に転がしてオヤツ食べさせてました。
そんなだましだましやってるから時間かけてゆっくり選ぶなんて出来ません。
子供からしたら珍しいものがいっぱいで遊びたいわけですよね。
目の前にオモチャがぶら下がってるのに遊ぶのを止められてフラストレーションが溜まるのは当たり前です。
まぁそんなわけで、私たちの都合で普段思いっきり遊べない大悟なので、空いてる時間は少しでも大悟と過ごすようにもしており、公園にも沢山連れて行くようにしていました。
特にタイは常夏の国なので日中外に出ることが出来ずに冷房の効いた部屋にいることが普通です。
私は子供の頃、公園で遊ぶのが大好きだったので、大悟にも公園で遊ばせてあげたいと思っていました。
滑り台や砂場で時間を忘れて遊びまわり、帰ろうとしても駄々をこねて居座ろうとし続け、毎日公園に行きたがる息子を見ると、本当に体験させてあげて良かったなと思いました。
子育ては経験のない方には想像しにくいことかもしれませんが、(私がそうでしたので)小さな子供がいたら、四六時中子供につきっきりで目を話すことはできず、自分の時間は一切持てません。
「アレやりたいコレやりたい」はかなり諦めないといけません。
現在私の息子は歩き始めており、手当たり次第つかんで荒らす期です。
砂を触った手で目をこすろうとするし、野良犬にも触ろうとするし、落ちてるものは拾いたがるし、刃物つかんで振り回そうとします。
そして常に私に見ていて欲しがる。
私の注意が自分に向いていないと、大声で泣き出して、駄々こねて、往来でも転がるし、癇癪起こして持っていたものを床に投げつけたりします。
三食ご飯を作って食べさせて、公園や児童館に連れて行って、お風呂入れて寝かしての繰り返しの毎日。
子供が起きている時間は自分の時間は皆無に等しく、夜寝静まってからやっと一息つけるような生活です。
普段はレックが一緒にいてくれるので、分業が出来るのでなんとか仕事もこなしていましたが、今回はレックが先に帰ってしまったので、( 母がいてくれるものの大半のことは自分で行わなければならず ) 結構大変でした。
世のお母さんは皆行っていることですから、泣き言を言いたいわけではありません。
生徒さんからしたら、ご自身のことを最優先に考えて欲しい気持ちは重々わかるのですが、子供を育てている以上、申し訳ないけれど私にも都合があるということです。
都合を理解しようとしなければどんなことでも言えると思います。
魂を扱う仕事の人が自分の生活を優先させるのかと。
自分の都合に神様の都合は合わせられないといつも言ってるのに、自分の都合を優先させるのかと。
私はそこで論議を戦わせる気はありません。
物質次元で肉体が一つしかない以上、悲しいかな、優先順位が出てきてしまうのは仕方ないことで、
生徒さんの優先順位を下げてるわけではなく、私には子供を育てる義務がありますし、個人的な話し合いをするには状況が味方していなかったということをご理解いただけると助かります。
会えなくて失望して去ってしまった方は、どこかで私のせいにする理由が欲しかったのかなとも思います。
男女の恋愛のすれ違いの話ではなくて、扱っていることが魂のことですので、あまり結論を急ぐことは得策ではないと思いますが、その方にとっては去ることが心を楽にする手立てであったのではないでしょうか。
「違う」と思うなら「違わない」ものを探せばいいと思いますが、心に指針がない限りそれは永遠に見つかりません。
結局全ては同じところに向かっていきますが、三次元に生きる限り、嗜好があるということであるとも言えるでしょう。
急な階段だけれど一気に駆け抜けるのが好きか、ゆっくり景色を見ながらなだらかな坂道をテクテク登っていくのが好きかくらいの話です。
長々と書いてしまいましたが、一応弁解させていただきました。
気にかけてくださる方、本当にありがとうございます。
本当になかなか会えなくてごめんなさいね。
個人的には難しいけれど、皆で会う機会などは作っていきたいと思っています^ ^
最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛と光をこめて✨
長谷川陽子