前回のタイのボカシについての文章を書くために、ハートロッカーについて検索していて、ハートロッカーはアバターと同年に公開され、アバターがアカデミー賞3部門受賞だったのに対して、ハートロッカーはアバターを抜いて「作品賞」「監督賞」含む6部門受賞という快挙だったと知りました。
(当時、観ていたはずだから知っていたけど忘れていたという方が正しいか)
因みにアバターはタイタニックを抜いて全世界興行収入1位を記録しています。
アバターを観た時、「とうとう映画もここまで来たか」という感慨深さがありました。
そこから一気に多数の映画の3D化が推し進められ、映画の3D化ブームの立役者的な映画であるアバターが「監督賞」「作品賞」を獲得していないとは驚きました。
(ハートロッカーもいい作品だし反対してるわけではないんですけど世評の総意をしみじみ見るのが好きなの^ ^)
アカデミー賞は「映画芸術科学アカデミー協会」の会員の投票によって決まるそうです。
そんで、アバターの監督のジェームズ・キャメロンがタイタニックでアカデミー賞受賞した時に、スピーチで「俺は世界の王者だ!」と叫んで「なんて傲慢な奴だ」と投票権持ってる会員に嫌われたとかなんとか^^;
「俺は世界の王者だ」というセリフはタイタニックの作品の中でタイタニックに乗って大興奮するディカプリオが船首で叫んだセリフです。
私はタイタニックの映画が正直あまり好きでなかったのですが、
(何が好きじゃないのか。なんだろう。しいてあげるなら、そもそもメロドラマが好きでないので、タイタニックが主役の史実的な話になってればいいのによくわからないラブストーリーがメインストーリーなのが嫌なのかも。)
このセリフを聞いた時にこんな安いセリフをよく言わせたなと、口があんぐりしてしまったので覚えていました。
実はこの若造のセリフはディカプリオのアドリブで、ジェームズ・キャメロンはそれを作品中に採用したわけだったのでした。
好かれようが嫌われようが、人の印象に残すというのは大変なことなので、そういう意味ではこのセリフの起用は成功だったと思われます。
と、いうことでアカデミー賞を受賞した時に放たれたこのセリフはジェームズ・キャメロンの傲慢さともとれるし、ディカプリオへのジョークだったともとれ、
ジェームズ・キャメロンの人となりは知りませんが、私はなんだかこの方が好きになりました^ ^
監督賞・作品賞が取れなかった他の原因としては、大金を使わずに素晴らしい作品を作った他の作品にもチャンスをあげたかったとかそういう理由もあげられていましたが、アバターであれ、ハートロッカーであれ、それが本当に他の追随を許さない群を抜いて素晴らしい作品であったならば、そういう理由は一切関係なくなるはずなので、人の心って面白いなぁと思ってみたりするのでした^ ^
ところでハートロッカーのキャスリン・ビグロー監督って女性なんですね。
女性初のアカデミー賞 監督賞 受賞者が彼女だそうで、しかも作品が軍事物というところが興味深いです。
ってか、キャスリン・ビグローとジェームズ・キャメロンって夫婦だったんかい!!
掘れば掘るほど驚きが止まらん今朝なのでした^^;
最後まで読んでくださってありがとうございました。
今日も皆様にとって素敵な1日となりますように^ ^
あいとひかりをこめて✨
はせがわようこ