現在、チェンマイにヨガスタジオとカフェと宿を建設しており、現場監督のためにレックは一足先にタイに戻っていました。
大悟を妊娠してから、レックと離れ離れになることは一時もありませんでした。
さみしくないと言ったら嘘になるけど、東京にいるときは、東京のペースの速さに毎日忙しく過ごし、アレコレ考える余裕もありませんでした。
が、羽田空港のチェックインカウンターでグランドスタッフのお姉さんとやりとりをしている時に、なんだか自然に涙がこみ上げてきて。
…んん?何の涙コレ⁇
と不可思議な気持ちになりました。
そして、タイに向かう道中は息子を連れての旅で気が張っており、前日も荷造りのために一睡もしていないのに、飛行機の中でも眠れず。
そして、チェンマイでやっとレックと合流。
レックの心から嬉しそうな顔を見て。
レックが私と大悟にかわるがわるキスをくれて。
力が抜けました。
気を張っていた鎧を脱いではじめて、
本当はすごく寂しかったことに気づきました。
いつも当たり前にそこにいる人がいないことへの不安。虚しさ。
日本でもこういう時、レックならこうするよね~。あぁ言うよね~。と、毎日レックがいなくても自然にレックのことを考えずにはいられませんでした。
そして夕飯を食べて、大悟を寝かしつけて。
レックと2人で大悟の顔を眺めながら、言おうか言うまいか悩んだあげく、
いや。悩むくらいなら。
後で後悔するくらいなら、
意地張らずに言っちまえ~!と思い、
「寂しかった~。」
と素直に伝えたのでした。
そしたら涙が溢れて止まらなくなって。
それと一緒に気持ちもどんどん溢れてきて、
自分でも見えなくしていた心の中が見えてきて、その心のたけを伝えました。
レックと離れ離れになる時、もし突然天変地異が起きてもう二度と会えなくなったらどうしようと思いました。
(そんな大袈裟なと思うかもしれませんが、こんなご時勢ですからいつ何があってもおかしくないし)
そして死について考え始め、死ぬ時はレックがいる場所で死にたいと思ったのでした。
(こんなこと考えてて重いヤツかもしれませんが、レックは受け止めてくれましたぁ^^;)
私が寂しかった分、
レックだって大悟と私と離れ離れになって寂しかったことでしょう。
だから不可抗力とはいえ、謝りました。
こんなこと考えてて頭おかしいかもしれません。
でも私は自分で自分の頭がおかしいとは思っておらず、むしろ正常に機能しているからこそ、こう思えるんだと思っています。
レックと会えない時間、私はこの感情を見ないようにしていました。
蓋をしていたと言ってもいいかもしれません。
付き合い始めの仲でもなしに、現実問題、しばらく会えないのにこんなことばかり考えてメソメソしていては、お互いやるべき事が出来なくなってしまうので、自分のこういう感情は一旦脇によけておきました。
(実際、付き合っているときは遠距離だったために、離れ離れを繰り返してメソメソしてて、レックに怒られました^^;)
世の中には仕事やなんやかんやの都合で、旦那さんと全然顔を合わせない人が結構いると思います。
そういう人は私と同じように感情に蓋をするのではないでしょうか。
そしてそのうち蓋をしたことを忘れて、そこへの感情が薄くなる。
「寂しい」→「こっちは忙しいんだし、自分でどうにかして」みたいな関係の人も少なくないかもしれません。
恋愛って双方の努力が必要だと思います。
相手を思いやる気持ちって態度で表していかないとなかなか伝わらないものです。
「寂しかった」って言うのなんだか照れくさいし、口にするのが恥ずかしかったけれど私は言いました。
もちろん、相手にも気持ちを受け止めてくれる度量が必要です。
(恋愛は一人でするものではありませんから、どちらかの気持ちが重ければ偏ってしまって上手くいきませんよね。)
そして言ったおかげてハートでつながっていることを再認識できました。
繋がっているのはわかっているものの、言った後の方がより認識が強まりました。
言霊がお互いのハートにバイブレーションを起こすのです。
あ・うんの呼吸にスイッチが入るとでもいいましょうか。
言わなくても伝わることはあるでしょうが、言葉は物質次元のギフトです。
使うことで得られるバイブレーションというものが存在します。
今回の離れた時間はお互いの心を育てる良いきっかけとなりました。
お互いを必要としていることに今までより一層気づくことが出来、
お互いへの感謝の気持ちがより自然に湧き上がるようになったのでした。
神様、素敵な気づきをありがとうございました✨
最後まで読んでくださってありがとうございました。
あいとひかりをこめて
長谷川陽子✨