タイにいる時のハナシ。
大悟のお気に入りの絵本の1ページに赤ちゃんがご飯を食べてるシーンが登場します。
その赤ちゃんは沢山ご飯を食べてじょうぶな子供になるというお話なのですが、
テーブルの上にはご飯とお味噌汁と一緒に
沢山の野菜やフルーツ、卵と魚が描かれています。
大悟はその絵本が大好きで
絵本を私のところに持ってきて「読め」とせがんでくるので、1日に何度も何度も読み聞かせていました。
今のところ大悟はベジタリアンで、
肉・魚は基本的に食べてません。
(外食時にダシや食事に入っている小さなかけらを食べたことある程度でした。)
ところが、ある日の出来事。
例の絵本を自分でペラペラめくっていた大悟。
おもむろに食事の絵を開いて「魚」をビシッと指しはじめたのです。
ただの偶然かと思いきや、何度も何度も指すんです。
フラフラ遊びに行って戻ってきて「魚」をビシッ。
本を閉じて開きなおしてビシッ。
明らかに意図的に魚を指していました。
「魚?魚が何なの⁈」
魚…シリウス星人…マクロビ…
「シリウスの話?」
横に首振る大悟
「マクロビの話?」
やはり横に首を振り、
更に絵本を両手でもどかしそうに叩きながら
「だぁ!だぁだぁ!」と何かを訴える大悟
「わかんね~!日本語で言って下さい!」
そんなやりとりを二人とも超真剣で繰り返し、最終的にはおかしくなって2人で笑い出していました。
「ん?魚食べさせろってこと?」
と聞くと大悟はやっと分かったかと言わんばかりに肩をすくめて、私との会話をやめて他の遊びを始めたのでした。
高次元の複雑な情報はテレパシーで話せるのに、言葉にしたら簡単なことが意外にわからない。
不思議なもんです。