先日、空港で赤ちゃん連れのイギリス人夫婦に会いました。

バギーに乗った赤ちゃんに大悟が近づいていったのがキッカケです。

大悟が赤ちゃんの前に立つと

突然そのイギリス人の赤ちゃんが

大悟の目めがけて指を突き出してきました。

慌てて赤ちゃんから大悟を離したのですが、

連打で突き出される指の一発が大悟の目に( 軽くね )ヒットしてしまいました。

慌てて大悟を確認しましたが、

大悟の方は対して効いておらずケロっとしていました。

(効いてないことをアピールするボクサーのような態度をとっていて、ちょっとおかしかったです。まぁ目に入ってたら大ごとですがね^^;何もなくてよかった^ ^)

すると、横にいたイギリス人のお父さんが赤ちゃんのバギーの前に座って、赤ちゃんに説教を始めたのです。

これには驚きました。

赤ちゃん相手に何を大人気ないと思う人もいるかもしれませんが、

私はこの姿勢にとても心打たれました。

お父さんはまず

座って赤ちゃんと目線を合わせていたのです。

そして赤ちゃんだろうが対等に話す。

つまり、赤ちゃんを一人の人間として扱っているのです。

そうかぁ。

ついつい立ったまま上から言ってしまいますが、そうすると目が合わないのであまり言うことを聞いてくれません。

いくら止めても聞かない時、何か危ないものを持ってたりすると最終的に取り上げて泣かれたりすることがあります。

息子からしたら突然遊びを中断させられて不機嫌になってるわけですが、これはそもそも目線があってないから、こちらの「やめて」という意思が伝わってないのでしょう。

さすが、紳士の国イギリス。

礼儀の教育もしっかりしていそうです^ ^

私はイギリスに留学してましたが、イギリス大好きなんです。

アメリカに行った友達は人種差別にあうことは日常茶飯事だったそうですが、イギリスではそういうことはありませんでした。

有色人種でも、言葉が流暢じゃなくても、差別なく、対等に扱ってくれたので、イギリスでは素晴らしい時間が持てました^ ^

なので、イギリス人の子供との接し方が垣間見えたのは嬉しくなる出来事でした。(お父さんに本気で叱られた娘はムスーッとしてたけどね^^;)


話変わりますが、今は11月のヨガトリップの準備のためにカンチャナブリに来ています。

旅先では私と大悟は一緒にシャワーに入ります。

しゃがんで大悟の目線になって辺りを見回すと、シャワーの噴水口が高いから水が落ちてくるのが普段立ってシャワーを浴びる時より迫力がある気がしたり。

便座が目の前だから、ついつい手を伸ばしたくなる大悟の気持ちがわかったりします。

(そういえば今はキレイ・キタナイの区別がないのでとりあえず何でも触りますが、いつ頃からそういう感覚が芽生えてくるのでしょうか。)

その後、抱き上げてあげると、今まではるか遠くだったシャワーの噴水口がものすごく近くになって、また手を伸ばさずにはいられない大悟なのでした。

子供の目線は普段見えない世界を見せてくれます^ ^

しゃがむのが面倒くさくてつい中腰で子供に対応してしまったりしがちですが、

目線を合わせることを覚えていれば、
 自然に子供が私たちを私たちが忘れてしまった世界に連れて行ってくれるのです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

あいとひかりをこめて

長谷川陽子