ウチにいる大きな黒犬の名前はフーファ(タイ語の青)と言います。
私が嫁入りしたばかりの頃は仔犬でした。
フーファは5匹兄弟で、他にも(タイ語の)赤、緑、オレンジ、ピンクがいましたが、みんな他界してしまいました。
フーファーの後にも子犬たちが生まれましたが、その子たちもみんな既に他界してしまいました。
日本ではペットを頻繁に病院に連れて行ったりして、まるで人間のように飼いますが、
タイではもっとワイルドに放し飼いで飼うので、怪我や病気が絶えません。(家にもよると思いますが)
タイには沢山の野良犬が街を徘徊していますが、それらは実はちゃんと飼い主がいて、放し飼いになっていることが多いのです。
というわけで、車に轢かれたり、変なもの食べたり、病気もらったりと生命のサイクルが早いです。
タイに嫁いでからも何度も飼い犬の死に目を見て来ました。
日本では愛犬や愛猫が死ぬ度に母と2人で、「こんなに辛い思いするならペット飼うのも考えものだね」と話したりしていましたが、
タイでは番犬としても犬が必要なので、そうそう感傷的にばかりなってもいられません。
(侵入者がいたら吠えたてて侵入を阻んだり、パイソン(大蛇)やオオトカゲなどの危険な野生動物には喰らい付いて追い払ったり、タイの犬は本当によく働きます。)
ということで、現在ウチで一番年長となったフーファ。
フーファが子犬の頃は、ガキ大将のような性格で、兄弟たちのエサを全部食べてしまうような子でした。
が、兄弟たちがみんな他界して母1人子1人になり寂しかったフーファは、新しい子犬たちが生まれた後、それはよく面倒を見ていました。
一緒に遊ぶのはもちろんのこと、子犬が食べるまで母犬のように自分はエサを食べなかったり、自分のエサを子犬にあげたり、子犬の身体のダニを歯でとってあげたり。
本当に嬉しかったんでしょうね。
環境が犬を育てるんだと知りました。
しかし、その子犬たちも風邪などで次々に死んでしまいました

更には母犬もネズミ用の毒を間違えて食べて死んでしまいました。(凄く頭の良い母犬だったから、とてもショックでした
)

というわけで、流行病にもネズミの毒にも負けず、生き残ったフーファ

強いぞフーファ!!
そして数ヶ月前、義弟が新しく子犬を拾ってきたので、フーファには友達が出来ました。
数日前、更に義母が新しく一匹さらに小さな子犬をもらってきました。
フーファもまた家族ができて嬉しそうです。
みんな長生きして息子と沢山遊んでね

最後まで読んでくださってありがとうございました

あいとひかりをこめて✨
はせがわようこ
